銅版画制作の日々

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アリス・クリ―ドの失踪◆THE DISAPPEARANCE OF ALICE CREED

2011-07-04 | 映画:ミニシアター

 ここには3人と、1発の銃弾、そして“嘘”が散らばっている。

この日は、「共喰山」も鑑賞しました。最初は「アリス・クリ―ドの失踪」。京都シネマにて。

アリス・クリ―ド役にはジェマ・ア―タートン。実はこの人あんまり好きな女優さんじゃあなかった(笑)最近立て続けにハリウッド作品に登場して、結構美味しい役を演じていた。「タイタンの戦い」やちょっと前になるが、「007 慰めの報酬」にも出演。

でも今回のこの役でちょっと見方が変わったかもしれません。いやあなかなか身体張っての熱演。誘拐されてボロボロ状態、で何とか助かりたいという強い希望を失わないアリス役のジェマさんに拍手もんでした。メイクが涙で取れて泣き顔状態。素顔がわからない(笑)

そしてこのアリスを誘拐して身代金をゲットしようとする誘拐犯の2人の男にはこの2人。。。。。

 
ダニー:マーティン・コムストン                  ヴィック:エディ・マーサン                 

マーティンはスコットランド出身、エディとジェマはイギリス出身だそうです。

最初はまったくセリフもなく、、、、無言です。ダニーとヴィックが用意周到に準備する場面が続きます。

実は、刑務所で知り合ったダニーとヴィック、誘拐のプランを綿密に練り、ターゲットとしてダニーが新聞で見つけ出した富豪の娘アリス・クリードを選んで誘拐。しゃきしゃきと動きます。まさしくプロ!

そして、路上で拉致したアリスをアパートの一室に監禁。目隠しをされたまま服をはぎ取ります。泣きわめき、暴れまくるアリス。

誰も傷つけず、正体もばれず、上手く金をゲットできるはずだった?ところが、、、、。

ダニーには秘密があった?う~んそれって・・・・。

ダニーとアリスは恋人関係だったのだ、、、、。激しく抵抗したアリスに対して思わず覆面を外してしまった(汗)


まさか恋人ダニーが自分を誘拐するとは!?当然のごとく、アリスは怒り心頭です。そりゃそうですよね。必死に言いわけするダニー。これは観ている私にも驚きでした。

この瞬間から誘拐犯とアリスの関係はややこしくなっていきます。3人の力関係が何度も逆転していきます。ダニーの告白が引き金となって周到な誘拐計画はまったく予想もつかない方向へと、、、、。

 

 


ダニーの銃を奪おうとチャンスを狙う、、、、。


囚われの身となったアリスは恐怖のどん底に陥りながらも生き抜く希望を捨てない。この精神が凄いわ!

  
ついにチャンスが・・・・!と思ったらまた変わる?
もみ合いの際に壁に撃ち込まれた弾丸と床に転がる薬きょう、これヤバいわ!

お互いの生きる欲望を制するために、騙し騙され、、、、。心理ゲームは進んでいくのだった。

  
一生遊んで暮らせる金をゲットして、それから2人は?
この2人の関係に新たな謎がある。これにはまたまたびっくりでした。これって三角関係?

あらすじ(MovieWalkerより拝借)

刑務所仲間のヴィック(エディ・マーサン)とダニー(マーティン・コムストン)。まず、ヴィックが誘拐計画を練り、ダニーが新聞で恰好の標的、富豪の娘アリス・クリード(ジェマ・アータートン)を見つける。二人はアリスを白昼堂々と路地で誘拐、用意しておいたアパートのベッドに両手両足を縛り付ける。ヴィックの計画は細部まで完璧だったが、若いダニーは怖気づいて動揺を隠せない。そんなダニーを叱りつけながら、中年のヴィックは冷静沈着に事を進めていく。アリスの写真を父親に送りつけ、200万ポンドを要求、命乞いするアリスの動画を送信する。一寸の狂いもなく進行しているかに思われた誘拐計画だったが、ダニーは大きな秘密を抱えていた。実は、人質であるアリスとダニーは恋人同士だったのだ。この事実を首謀者であるヴィックは当然知らない。当事者であるアリスにとっても、まさか誘拐犯の一人が自分の恋人だとは知る由もなく、恐怖のどん底に陥りながらも生き抜く希望を捨てていなかった。ヴィックが外出中、果敢にも誘拐犯相手に抵抗を試みるアリス。思わぬ激しい反撃にあったダニーは、思わず覆面を脱ぎ自分の正体をバラしてしまう。外から戻ってきたヴィックは、ダニーとアリスの言動に不信感を抱くものの、身代金の受け渡しが明日の朝に決まった安堵感と興奮から、深く追求することもなくそのまま寝てしまう。翌朝、ヴィックは成功を確信して、大金を手に入れたあとの夢の生活をダニーに語る。そのとき、もう一つの秘密の関係が明らかになる。その頃、ベッドに縛り付けられたままのアリスは、ここからどうやって脱出するかを必死に考えていた。疑心暗鬼が三人の心の中で吹き荒れる中、誰が誰を裏切り、誰が生き延び、大金を手にするのは誰なのか。二転三転の逆転劇が始まろうとしていた……。

  
アリスを移動させ、いよいよ身代金の置き場所へ向かう。

この結末は一体どうなるんだろうか?なんて考える。間違いなくこの3人の内誰かが勝ち組のはずだし。そんなことが頭の中をよぎりながら、作品の面白さにのめり込んでいくのでした。

 車を焼却してしめしめと思ったのにね。

犯罪者も被害者も所詮人間、気持ちの中に隙がちょっとでも出来れば、どんな方向に傾くかはわからないもんですね。とにかく意思を強く持つことかも。

メディア 映画
上映時間 101分
製作国 イギリス
公開情報 劇場公開(ロングライド)
初公開年月 2011/06/11
ジャンル サスペンス/犯罪
映倫 PG12

 作品紹介(goo映画より)

イギリスで公開されると、その緻密な作品世界に、「ダニー・ボイルやクリストファー・ノーラン、ウォシャウスキー兄弟のデビュー作に匹敵する」と英米の批評家に絶賛されたという本作。これが長編デビュー作というJ・ブレイクソン監督は、まだ30代前半。登場人物はたったの3人、場所もほとんどが拉致された部屋で進行するなど、低予算映画であることは画面からも伝わってくるが、それを逆手に取ってキャラクターを掘り下げてサスペンスを生む手腕は、随所に才気が感じられる。脚本も兼ねているため、デビューにあたって今までに浮かんださまざまなアイデアを盛り込んだのだろう。二転三転する展開、人間関係からは目が離せない。

  

オフィシャル・サイト
http://www.alicecreed.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.alice-sissou.jp/

 

 

 

 

Comments (12)
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ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を超える◆THE HANGOVER PART II

2011-07-03 | 映画:シネコン

    飛べ、異国の地へ!! 飛ぶな、昨夜の記憶!!

ということで、7月一発目に鑑賞したのはこの作品(笑)

ストーリーはそれほど前作とは変わり映えはあまりありません。お馴染の3人(+義弟)を加えの二日酔いで記憶を無くしてえらいことになるというお話です。

変わったところではこのサルの登場でしょうか。なかなか芸達者!タバコも吸います。そういえば、飼い主とバイクに乗る際、ヘルメットまで着用してました。

実はこのサルにタバコを吸わせたということで、動物愛護団体からは猛抗議を受けているそうです。何でもこのサルは、この作品での喫煙がきっかけでタバコ中毒になったらしく。この事で、愛護団体は余計に噛みついたようです。

確かにこういう事を教えたのは、問題ありますよね。

 

 
真ん中で新聞を読んでるサル 問題児のアランはおサルさんに愛着を感じる

 
トッド・フィリップス監督。何処となくロバート・ダウニー・JRに似ているような?どうでしょう。

あらすじを交え、、、、。

 2年前にラスベガスで散々な体験をしたフィル、ダグ、ステュの悪友3人だが、このたび歯科医のステュが晴れて結婚することとに。しかも結婚式の舞台は、花嫁の両親の出身地、タイ。

前回の二の舞だけは避けたいステュは、問題児アランの招待に二の足を踏むが、義兄ダグに懇願され渋々了承するハメに。


アランに誘いをかけるために自宅へ、、、、。右はアランパパです。
部屋はオタクぽい雰囲気

 
こうして異国の地タイへと降り立った4人。         右は花嫁のまじめな弟テディ
アランは柄にもなくルイ・ヴィトンです(笑)自慢していましたね。

弟テディも交えて、大人しく結婚式を迎えるはずだったが・・・・。 

 

 しかし、やはり悪夢を再び。二日酔いで目が覚めると、何があったのか、ここがどこなのかさっぱりわからない???

最初に目覚めたフィル(ブラッドリー・クーパー)は部屋を見渡すも、悲惨な状態に変わりなく、床に突っ伏しているアラン(ザック・ガリフィアナキス)はなぜか髭だけ残して丸坊主に。さらにバスタブで寝ていたスチュの左顔面にはまるでマイク・タイソンのような本物のタトゥが彫り込まれていた

  

そして花嫁の弟は消え失せ、代わりにベストを着たおサルさんが!

その上、別人が加わっていた。上半身裸で「ヤバい夜だったな」と笑うミスター・チャウ(ケン・チョン)の姿が!

彼らは失われた記憶と、花嫁の弟を取り戻すために「サルの手も借りたい」なんてジョークをかましながら、手がかりを頼りに仏教の僧院にも行き、なぜかアランが張り倒されたり、バーでマシンガンをぶっ放したり、激しいカーチェイスをしたり、混乱を極めたドタバタ劇をまたもや繰り広げる。

 

 

面白いといえば面白いんだけど、、、、。そんなにお腹抱えて爆笑というところまではないけど。大体オチは見えていますしね。

まあバラッドリー君を見れたということでOKって感じですね。

  
テディが見つからない・・・。結婚式まで後僅か。えらいことになりました。 ローレン役はジェイミー・チャン

ジェイミー・チャンはエンジェル・ウォーズにも登場していました。

ステュの婚約者 ローレンも気がきではなさそう。

 

テディ探しは続きます。

ところでおサルさん問題だけでなく、もう一つ公開危機になりそうな問題があった。

それはステュの顔に彫られたタトゥ問題。以下がその詳細です。(映画、comより)

世界的に有名なタトゥアーティストのS・ビクター・ウィットミル。マイク・タイソンの顔に入れたタトゥとまったく同じデザインのタトゥーが同作のキャラクターに使用されているとして、著作権侵害を理由に公開差し止めを求める訴訟を起こしていたんだそうです。

これに対し、世界配給を手がけるワーナー・ブラザースはタトゥに著作権はないと主張。タイソンのタトゥをまねたパロディにすぎず、前作ではこのタトゥを入れた姿でタイソンが登場しているにもかかわらず、原告が著作権を主張しなかったことを挙げ原告の主張に疑問を呈している。

色々あったんですね。まあ無事に公開されたので、良かったと思います。タイソンご自身も登場して、その上歌まで唄っていたものね。

解説(allcinemaより)

世界中で空前の大ヒットを記録した痛快コメディ「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」の続編。今度はタイのバンコクへとやって来たお馴染みの面々が、仲間の結婚式を控えてまたもや二日酔いで記憶をなくし、異国の地でも相も変わらぬ大騒動を繰り広げるさまを描く。監督は引き続き「デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~」のトッド・フィリップス。


やっぱり監督、ロバート・ダウニー・JRに似ているよ!!

メディア 映画
上映時間 102分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2011/07/01
ジャンル コメディ
映倫 R15+

 

オフィシャル・サイト
http://hangoverpart2.warnerbros.com/ (英語)

 オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehangover2/

 

もうこれでお終いに・・・・。

 

 

 

 

 

 

Comments (7)
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