銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

韓国映画『はちどり』 京都みなみ会館にて

2020-08-12 | 映画:ミニシアター

 

 

7月27日鑑賞・・・。久しぶりにみなみ会館まで。話題の韓国映画「はちどり」、世界各国で賞を受賞したそうです。内容はいたってシンプルでした。主人公ウニの淡い青春物語。いやあどうしてこんなに共感得たのかな?ちょっと理解出来なかったんですが。悪いことはないですが、絶賛されたのが今一つ分からない。何度も書きますが、シンプルさかな?ウニを演じた少女、とても美しい子でした。

 

あらすじ(Wikipediaより)

1994年、韓国・ソウル。14歳のウニ(パク・ジフ)は、両親、姉、兄と集合団地に暮らす中学生。学校に馴染めず、別の学校に通う唯一の友達で親友のジスクと遊んだり、男子学生のジワンや後輩女子でウニに想いを寄せているユリとデートをしたりして過ごす日々。小さな餅屋を切り盛りしている両親は、子どもたちの心の動きと向き合う余裕がない。父は長男である兄のデフンにソウル大学へ行ってほしい一心で期待を寄せているが、デフンは勉強のストレスやプレッシャーをウニ以外には内緒にしているウニへの暴力で発散している。姉のスヒは自己評価の低さから逃げるように恋人と遊び惚けており、その尻拭いはいつもウニがしている。ウニはジスクに家庭内の事を相談しても「私の家もそうだよ」と取り合ってもらえない。自分に無関心な大人やままならない交友関係に、孤独な思いを募らせるウニ。

 

ある日、ウニが通う漢文塾に女性教師のヨンジ(キム・セビョク)がやってくる。飄々として落ち着いているが自分の話に耳を傾けてくれる大人のヨンジに、ウニは憧れ心を開いていく。ヨンジは、ストレスから出来た耳裏のしこりの手術で入院中のウニを見舞いに訪れるが、兄に殴られている事を告白してきたウニに「誰かに殴られたら黙っていてはダメ」と静かだが力強く励ます。

 

ある朝、聖水橋崩落の知らせが入る。それは、いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯だった。ほどなくして、ウニのもとにヨンジから一通の手紙と小包が届く。

ウニを演じたパク・ジフさん、飾り気がなく透明感のあるピュアな等身大の少女って感じで好感が持てた。現在17歳だそうです。お父さん役の俳優さん、見覚えあると思ったらキム・キドク監督の「サマリア」やグムエルに出演されていたベテランの方だと分かりました。それから監督さんですが・・。なんと若い女性の監督さんだった事。調べたらお綺麗な方、コロンビア大学で映画を学ばれた才女!とにかく火のうちどころがないってこのことです。単館公開規模だったにもかかわらず、動員数が15万人というのもこれまた驚き!でもやっぱり私には普通だったんだけどね。

 

はちどり公式サイト

 

世界各国で50冠以上!韓国映画『はちどり』予告編

 

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映画『お名前はアドルフ?』京都シネマにて

2020-08-11 | 映画:ミニシアター

 

 

7月27日鑑賞・・・。銅版画の仲間Sさんのお薦めでようやく鑑賞しました。

5人の男女によるトークバトル。中々のアップテンポなのでちょっとびっくりしましたが(笑)事の発端は、トーマス&アンナのカップルの名前をアドルフにするという話を聞いた他の3人からの批判である。それもそのはず、アドルフという名前は、かの有名なドイツの独裁者のファーストネーム。

そりゃあ批判浴びるよね。とにかくすごい言葉の応酬!ただ残念なのは笑えず、ドイツの辛口ジョークは今一つ理解できない。だから完璧には乗れませんでしたが。

あらすじ

それは愉快な夜になるはずだった。哲学者で文学教授のシュテファンと妻エリザベスは、弟トーマスと恋人、幼馴染の友人で音楽家のレネを招いて自宅でディナーをすることになっていた。しかし、出産間近の恋人を持つトーマスが、生まれてくる子供の名前を“アドルフ”にすると発表したことから自体は意外な展開に。「アドルフ・ヒトラーと同じ名前を子供につけるのか?気は確かか!?」友人のレネも巻き込んだ大論争の末、家族にまつわる最大の秘密まで暴かれる。名前の話はドイツの歴史やナチスの罪に発展し、ヒートアップした夜はどこまで続く…!?


シュテファン役にはクリストフ・マリア・ヘルプストさん

「帰ってきたヒトラー」に出ておられたそうです。全く記憶なし…ごめんなさい!


シュテファンの妻役にはカロリーネ・ぺータース 誰かに似ていると思ったら、タレントのLiLicoさんだと思い出しました。今48歳だそうです。ちょっと老けていません?


友人レネにはユーストゥス・フォン・ドーナ二ー


そして今回批判を浴びる弟トーマスには、フロリアン・ダービト・フィッツ アンナにはヤニナ・ウーゼ。

とにかく皆さんのお名前がややこしくて言いにくい。最初は堅苦しい感じがしましたが、話が進むにつれて、楽しくなってきました。

 

 

お名前はアドルフ公式サイト

 

映画『お名前はアドルフ?』予告編

 

 

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『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』アップリンク京都にて

2020-08-09 | 映画:ミニシアター

7月24日鑑賞・・・。前日は多治見まで行って、この日は朝からアップリンク京都まで2作品の映画を鑑賞することに。そのうち一本は「劇場」先日東京でも観たので、記事アップはしない予定。

さてこの作品はあのフランソア・オゾン監督の新作。大好きな監督さんなので楽しみでした。いやあなかなかリアルな作品でした。フィクション作品ですが、ノンフィクションに近い・・・。というのもこの話、ある事件をベースに制作されたもの。また今もこの事件の裁判が続いているというのだから、驚きです。

さて今も進行中の「プレナ神父事件」。一人の勇気ある告発から端を発し、結果的に80人以上もの被害者が名乗りを上げたという凄い事件。その張本人であるプレナ神父は、教区を変えながら長きに渡って信者家庭の少年たちに性暴力を働いたという驚く事実が白日の下にさらされたというもの。

被害者となった3人が今回の主人公です。

あらすじ(ウキペディアより)

リヨンで妻子と暮らすアレクサンドルは、少年時代にプレナ神父から性的虐待を受け、トラウマを抱えていた。

アレクサンドル・ゲラン役メルヴィル・プポー

そんなある日、アレクサンドルはプレナ神父が今も聖職者をしており、再びリヨンに戻ってきたことを知る。アレクサンドルは自分のような新たな被害者が出るのを止めるため、過去の事件の告発を決意する。


右から2人目 フランソワ・ドゥボール役ドゥニ・メノーシェ

アレクサンドルは、最初は関わることを拒んでいたフランソワや、長年一人で苦しんできたエマニュエルら、自分と同じ被害にあった男たちの協力を得て闘っていこうとするが、それは同時に社会や家族との軋轢を生じさせるのだった。

エマニュエル・トマサン役スワン・アルロー

しかし教会側はプレナの罪を認めつつも、責任を巧みにかわそうとする。沈黙を破った分、アレクサンドルたちは代償を払うために闘わなければならなかった。果たして人生をかけた告発の行方は・・・。

よくぞやってくれました!と思いましたが、ラストを知ることでこれで良かったのか?と考えてしまいましたが。でも一生心の傷を抱えて終わってしまうのは後悔が残るだけ・・・。複雑な思いが残る話ですが、やらないよりやる方が良かったのかと。

 


左側がオゾン監督

 グレース・オブ・ゴッド告発の時公式サイト

 

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』予告編 (7/17公開)

 

 

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ルート・ブリュック 蝶の奇跡 岐阜県現代陶芸美術館にて

2020-08-06 | アート

 
JR多治見駅           駅の改札を出たところに大きな陶板作品がありました。

7月23日、連休初日岐阜県多治見市まで・・・。お友達の牧野さんの情報でフィンランド出身の陶芸作家 ルート・ブリュックの展覧会があると知り、日帰り旅行を兼ねて鑑賞に行って来ました。

以下作品を紹介しています。ご覧ください!

ルート・ブリュック展 岐阜県現代陶芸美術館にて

 

 

 美術館のレストランにてオムライスを頂きました。

         
     美術館への通路の天井は陶板が施されていました。

         

カトリック多治見教会
唯一日本でワインが醸造されていた修道院だそうです。ここも事前予約での見学

 

展覧会の会期は8月16日(日)まで。名古屋駅からJR中央線で多治見駅まで、駅からコミュニティバスが出ていおり美術館の前まで行きます。→但し土日。祝日のみ。平日は路線バスのみで本数は少ないです。またバスは入口まで行かないので15分ほど徒歩でいかなければなりません。ということで、出来れば土日、祝日をお薦めします。

事前予約のみでの観覧です。電話で予約してください。詳しくはHPをご覧ください。

岐阜県現代陶芸美術館 ←こちらから

 

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映画『パブリック 図書館の奇跡』MOVIX京都にて

2020-08-05 | 映画:シネコン

 

7月22日鑑賞 朝一番にシアターまで・・・。8時15分上映の作品「パブリック 図書館の奇跡」を観るために頑張って早起きしました。梅雨の晴れ間ということでバイクで。17日から公開だった作品・・・。気が付いたのが遅く、危うくスルーするところでした。主演&監督・脚本・製作をしているのはエミリオ・エステべス。あの名優マーティーン・シーンの息子さんです。弟はチャーリー・シーン。エミリオさんはお年召されたパパ似かな?遠目に見ると何処かスティーヴ・カレルと間違いそうになりました。

あらすじ

舞台はアメリカ、オハイオ州シンシナティにある公共図書館。エミリオさん演じるスチュアートは図書館員。とても真面目な職員だが、過去には犯罪歴もあるという問題を抱えていた。

そんな夜、大寒波の影響で、市のシュエルターがいっぱいとなり図書館を利用していたホームレスたちの行き場がなくなる。

 
            ホームレスジャクソンには、マイケル・ケネス・ウィリアムズ

そのような苦境を察した職員スチュアートは図書館の出入り口を封鎖するなどし立てこもったホームレスと行動をともにする。スチュアートにとってそれは、避難場所を求める平和的なデモのつもりだった。

 

しかし政治的なイメージアップを狙う検察官やメディアによるセンセーショナルな報道によってスチュアートは心に問題を抱えた危険な容疑者に仕立てられてしまう。


検察官役ジョシュにはクリスチャン・スレーター


警察官トップ ビル役にはアレックス・ボールドウィン

 
スチュアートの同僚 マイラにはジェナ・マローン

 
上司アンダーソンにはジェフリー・ライト スチュアート隣人にはテイラー・シリング

まさに今のアメリカの現状。不況の煽りによる解雇で増えるホームレス問題、かなり深刻な問題なのでしょうね。日本もアメリカほどではないけど。でもコロナ禍でやはりこういう問題は増えていくのではないかと思いました。何でも多くの企業が倒産しているという事です。そのことで失業する人がかなり増えているようですからね。本当に他人事ではありません。そういう意味でもこの作品はまさに現実問題かもです。

パブリック 図書館の奇跡公式サイト

 

映画『パブリック 図書館の奇跡』予告編

 

 

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星屑の町 京都シネマにて

2020-08-04 | 映画:ミニシアター

 

7月20日鑑賞

「お名前はアドルフ?」か「星屑の町」を迷っていましたが、この日は本作をチョイス!

あまちゃんでブレイクしたのんさん、一時は活動が出来なくなった事がありましたが・・・。本作で映画再復活❕少しづつですが、活動も増えてきたようで良かったと思います。今回の舞台は、あまちゃんと同じ岩手県の久慈市。のんさんにとっても感慨深いのではないかと思います。

本作を鑑賞するお客さんも思いの外多かったです!多分懐かしい昭和歌謡が好きな方がいらっしゃったのかもです。

お話のベースは、25年愛された舞台の映画化。劇作家の水谷龍二とラサール石井、小宮孝泰が「笑ってほろりとする作品」を目指して結成された「星屑の会」というユニットによって1994年に第一作「星屑の町・山田修とハローナイツ物語」を上演。その後25年に亘って愛され続けた「星屑の町」シリーズ(全7作)。ハローナイツのメンバーは変わらず、新たにのんを迎えて遂に映画化となった❕

いやあムード歌謡ですか・・・。そんなには好きではないのですが。でも色々な懐かしい曲が流れると思わず口ずさんでしまいます。

 
貴重なツーショット            のんさんも歌上手い❣

 

小宮さんの司会がたまらなく懐かしさを感じました。時が経ち小宮さんもお年を召されましたが、若い頃より良い味が出ているように思いました。そう私も同世代ですからね。

 

春風亭昇太さんも出演・・・。太平サブローさん、歌上手い!シンプルな作品でしたが、なんか安心して観れるってのがやっぱり一番ですね。戸田恵子さんも登場。戸田さんも凄く歌が上手なのでびっくり!

 

星屑の町公式サイト

 

のんが美声を披露!映画『星屑の町』本編映像

 

 

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映画『透明人間』 東宝シネマズ二条にて

2020-08-02 | 映画:シネコン

 

7月19日 鑑賞 東京から帰って早々また鑑賞して来ました。

あらすじ(Wikipediaより)

強迫観念に囚われた恋人のエイドリアンによる束縛に苦しめられていたセシリアは、ある日の夜、意を決してセキュリティが張り巡らされた彼の豪邸から脱出することにした。逃亡に気付いたエイドリアンが凄まじい形相で追いかけてきたが、妹のエミリーの協力で何とか逃げ切ることに成功したセシリアのもとへ、ほどなくして「エイドリアンが手首を切って自殺した。彼は貴方に500万ドルの遺産を残した。」との一報が飛び込んできた。セシリアは自由だけではなく、莫大な財産をも手にしたが、「エイドリアンは自殺するような人間ではない。彼ほどの優秀な科学者なら自殺を偽造するくらい容易なはずだ。彼は今もどこかで私を見張っているのではないか。」という疑念に取り憑かれていた。

当初、セシリアの友人たちは彼女の疑念にまともに取り合おうとしなかったが、しばらくして、セシリアの周辺で怪奇現象が頻発するようになった。ここに至り、セシリアの疑念は「エイドリアンは何らかの方法で透明人間になり、私に復讐しようとしている」という確信に変わった。

本作はH・G・ウェルズ1897年に発表した小説『透明人間』を原作としており、1933年に公開された映画『透明人間』を現代風にリブートした作品である。

原作はかなり古いが、発想は結構画期的かもしれません。ホラー映画のジャンルらしいですが。怖さはそこまで感じなかった。主演のエイリザべス・モスの表情がとてもインパクトあって作品を際立てたように思います。またティールームでセシリアと妹が会話をした途端、妹が何者かによって刺されるシーンにはあまりの突然な出来事にびっくり!この場面は監督の凄さかも・・・。リー・ワネルさまさすがです❕

危うくスルーするところでしたが。観て良かった!!

透明人間公式サイト

 

映画『透明人間』予告編

 

 

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