今、HONDA「FIT」のCMに、クイーンの「イッツ・ア・ビューティフル・デイ」という曲が使われています。フレディ・マーキュリーの、全身全霊を込めたかのような壮大なヴォーカルが感動的な曲です。これは、クイーンのヴォーカリスト、フレディ・マーキュリーの遺作とも言えるアルバム、「メイド・イン・ヘヴン」に収録されているものです。
フレディが亡くなったのが1991年の11月。もうあれから16年が経つんですね。
そんなこんなで、クイーンのことが思い出されたので、今日は「私的ベスト20シリーズ第2回・クイーン編」を取り上げてみたいと思います。
ちなみに、クイーンが録音した曲は、171曲ありました(「メイド・イン・ヘヴン」を含む。ライヴ・アルバムは除く)。
私的ベスト20シリーズ第1回「ビートルズ・ナンバー 私的ベスト20」はこちら。
⑳ザ・ミラクル…「ザ・ミラクル」収録
⑲カインド・オブ・マジック…「カインド・オブ・マジック」収録
⑱ファット・ボトムド・ガールズ…「グレイテスト・ヒッツvol.1」収録
⑰ブレイク・フリー…「ザ・ワークス」収録
⑯輝ける七つの海…「クイーンⅡ」収録
⑮ユー・アンド・アイ…「華麗なるレース」収録
シングルにはなってないのですが、結構好きな曲です。作者はジョン・ディーコンで、彼らしいポップな味がよく出ています。
⑭炎のロックンロール…「戦慄の王女」収録
ブライアン・メイのギターが小気味よく響き渡るハード・ロック。彼らの演奏はまだ初々しく、そのあたりも好感が持てますね。
⑬地獄へ道づれ…「ザ・ゲーム」収録
クイーンのレパートリーの中では少々異色の雰囲気があります。黒っぽいベース・ラインが最高にカッコいい。
⑫イッツ・レイト…「世界に捧ぐ」収録
クイーンお得意の分厚いコーラスが聴けるハード・ロック。途中でテンポが倍になるのがとってもスリリングです。
⑪ブライトン・ロック…「シアー・ハート・アタック」収録
アルバム1曲目に収められたテンションの高いハード・ロック。ブライアン・メイが縦横無尽にギターを弾きまくっています。
⑩アンダー・プレッシャー…「ホット・スペース」収録
デヴィッド・ボウイとのコラボレーションは大きな話題になりましたね。イントロのベース、派手さはないけれどセンスの良さを感じます。
⑨手をとりあって…「華麗なるレース」収録
クイーンが日本のファンに対する感謝の印として録音されたバラード。静かなイントロ、荘厳なエンディング、素晴らしいです。
⑧プレイ・ザ・ゲーム…「ザ・ゲーム」収録
クイーンならではのステキなメロディが聴ける佳曲。ミディアム・スローの8ビートが粘っこくて心地良いです。
⑦ライアー…「戦慄の王女」収録
クイーン最初期を飾るハード・ロック・ナンバー。ドラム・ソロも聴けますね。この頃からあの分厚いコーラスが完成されているのがわかります。
⑥マイ・ベスト・フレンド…「オペラ座の夜」収録
ジョン・ディーコンの書く曲って、なんてセンスが良くてポップなんだろう、と思います。この曲のピアノはジョン自身が弾いています。
⑤伝説のチャンピオン…「世界に捧ぐ」収録
原題(We Are The Champions)は挑発的ですが、曲はクイーン節に染め上げられたロッカ・バラード。
④セイヴ・ミー…「ザ・ゲーム」収録
とてもドラマティックなミディアム・スローのバラードです。フレディの歌声がとても神秘的に聴こえます。
③愛にすべてを…「華麗なるレース」収録
最初にこの曲を聴いた時はあまりにも美しいコーラスに胸躍らせたものです。ピアノをバックに歌うフレディの声も素晴らしい。ギター・ソロもドラマティックに構成されていると思います。
②キラー・クイーン…「シアー・ハート・アタック」収録
イントロの「指パッチン」がカッコいいですね。起伏に富んだメロディーはクイーンならではのものだと思います。とてもポップで、「ハード・ロック・バンド」と見られていたクイーンのイメージを変えた曲でもあります。
①ボヘミアン・ラプソディ…「オペラ座の夜」収録
いわずと知れたクイーンの代表作。オペラとロックの融合に成功した、プログレッシヴな曲です。中間部のオペラ風コーラスは絶品ですね。それに続く、ブライアンのギターを大フィーチュアしたハード・ロック部分への流れは圧巻としか言いようがありません。ロック史上に残る名曲だと思います。
ぼくは初期~70年代のクイーンに思い入れが強いものですから、後期の作品はあまりランク入りしませんでした。でも80年代の曲もドラマティックで、メロディアスな曲はたくさんあります。「愛という名の欲望」「バイシクル・レース」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「Radio Ga Ga」「イニュエンドウ」「永遠の誓い」「ブレイクスルー」「ハンマー・トゥ・フォール」などもベスト20に入れたかったです。
数多くの名曲を生んだ理由のひとつとしては、つねに新しいサウンドを追求していた彼らの姿勢が大きかった、ということが言えると思います。クイーンは、ロック史上に残るバンドとして、これからも聴き継がれていくことでしょう。
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