
きのうは母の日でした。
わたしの子どもの頃、学校の遠足のときなど、さまざまな機会に、母がおにぎりを作ってくれました。
俵形のおにぎりで、味付けは塩だけで、中には何も入っておらず、のり(関西では味付けのり)を巻いたものでした。
妻もおにぎりをつくりますが、慣れ親しんだ母のおにぎりの味は、他の人には出せないものです。
何年が前に久しぶりに母が作ったおにぎりをたべました。
子どもの頃に慣れ親しんだあの味で、とても懐かしく思いました。
母は高齢で、もうおにぎりをにぎることはないのですが、もう一度だけあのおにぎりを味わってみたいと、ひそかに思っています。
おにぎりはおむすびとも言います。縁や心を結ぶのがおむすびです。
わたしと母は、心が結ばれているのです。
母は、今年90歳を迎えました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます