体育館へのエアコン取り付け工事は、着々と進んでいます。
すでにエアコン本体の取り付けは終わり、室外機も据えられています。
卒業式で稼働できるようになるように、連日工事が進んでいます。
さて、その体育館で、今日、今年度最後の朝礼を行いました。
校長講話、表彰伝達、部活の各部長からの3年生への感謝の言葉、生徒会からの活動報告、学校生活に関する先生からの話と、続きました。
部長からの感謝の言葉とは、このようなものです。動画をご覧ください。
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感謝の言葉
私の話を紹介します。
報われる人は必ず努力をしている。
努力を続けるには覚悟が必要
<H30(2018).23 朝礼講話>
「努力は必ず報われる」。この言葉は元AKBの高橋みなみが言いました。
みなさんに、聞きます。
「努力は必ず報われる」と思う人。・・・・・・・・・・
「努力しても報われるとは限らない」と思う人。・・・・・・・・・・・
(努力は必ず報われる・・・数人、報われるとは限らない・・・約3分の1の生徒)
私の考えを言います。確かに、
努力は必ずしも報われるとは限らない。
しかし、報われる人は、必ず努力をしている。
別の言い方をすれば、努力もしないのに、報われたり、成功したり、目標や夢を実現できることは、ないということです。
ただ、だから努力したらいいのですと、私の話は簡単には終わりません。そこで、次の質問をみなさんにします。
では、努力を続けるために、必要なものは何ですか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある人は、元気さだとか、またある人はチャレンジ精神だ、さらにある人は折れない心だというかもしれません。
私は、努力に必要なものは、
「覚悟」だと思っています。
フィギュアスケートの羽生弓弦選手が、2月17日に平昌(ピョンチャン)オリンピックで、金メダルを取りました。
彼は、去年の11月のNHK杯で、4回転ルッツを跳んだ時に転倒して、右足首を負傷しました。平昌オリンピックは、3か月先に迫っていました。「治るんだろうか」という不安や焦りが彼を襲いました。
でも、彼はあきらめませんでした。氷から離れている間も、曲をかけて上半身だけは動かしました。トレーニングを必死で続けました。
けがをした右足は完全に治ったのではなく、悲鳴を上げていました。それでも、彼は今回、見事に復活を果たしました。彼の活躍について、たくさんの人がいろいろな賞賛の言葉を贈りました。
私は彼の演技を見て、次の言葉を思い出しました。それは、
「大切なのは勇気ではなく、覚悟である」
前回のソチオリンピックでの金メダル、そして今回のピョンヤンオリンピックでの金メダル。二大会連続の金メダル獲得を彼は狙っていました。
「勝ちたい、勝たなきゃ意味がない。これからの人生でずっとつきまとう結果なので」と、彼は言っていました。
おそらく、彼は「オリンピックで続けて勝つ」という覚悟を決めていたのです。彼は、二大会連続金メダルを取ると決めたのです。
そうです。
決めてしまえば、すべては動き始めるのです。覚悟を決めれば怖いものなしです。だから、彼は右足が不安であっても怖いものなしの境地になったのだと思います。
今回の、彼の堂々とした演技を見て、私は彼に覚悟を見つけました。
三中生のみなさん、忘れないでください。
「努力は、必ずしも報われるとは限らない。しかし報われる人は、必ず努力をしている。そして、努力を続けるのに必要なものは、覚悟である」。