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「どうせやってもムダ! ムリ!」
「やってもできへんし」
「どうせぼく(わたし)なんか・・・」
このように、子どもが自信をなくしている場合には、おとなはどのように接するのがいいでしょうか。
子どもが行き詰り、自己を認められないときには、まず子どもの気持ちを受けとめます。キーワードは、「聴く」、「受け入れる」、「認める」です。
「そうなのね。あなたはあなたで十分よ。お母さん(お父さん)は、いまのあなたが大好きよ。人と比べたりせず、自分の生き方をしていってほしい。それが私の願いだからね。」
このような親の思いが、子どもの自己肯定感(自分が好きという感情)を満たしていきます。
また、子どもが行き詰り、自分のことを認められない言葉を言ったときには、「あなたはどうして
そう思うの?」と、問いかけてください。
「大事な私の子どもだよ。お父さん(お母さん)もそう思っているよ。いつも応援しているし、力になりたいのだから」(これが教職員なら「あなたはわたしのクラスの〔三中の〕大事な生徒」となります。)
大人になれば、どうしても他者から評価される世界に入ります。中学はその入口になります。そのため、親は子どもに人に負けたくないという気持ちを育てておきたいと思うの人もいるでしょう。
たしかに成功体験は、子どもの自信を高めるでしょう。しかし、どこまでがんばっても、上には上がいます。
私たちにできるのは、人に負けたくないという気持ちをモチベーションにするのではなく、努力に努力を重ね、自分を高めていくよう、子どものサポーターになることです。