対人関係は簡単でないことも多いものです。
相手に伝わることもありますが、伝わらないこともあります。
相手に自分の話が響くこともありますし、響かず聞き流されることもあります。
わたしは生徒に朝礼や行事の際に生徒に講話をする機会が何度もありましたが、そこから思ったことがあります。
それは、言葉に思いをのせるというか、心から言うと相手に伝わるということです。
そこに、話し手の本心があり、上べだけで話さないということです。
そうすれば、相手の胸に響きます。
東北地震で、自分は助かったけど、津波で母を亡くした女子生徒の実話がありました。
その生徒は、亡くした母にトランペットで「負けないで」の楽曲を吹くという話でしたが、わたしも心をのせて女子生徒のエピソードを話しました。
聞いていた生徒が、「校長先生、今日の話、ジーンときました」と言いにきてくれました。