秋の一日、大渋滞の関越道を何とか耐えて紅葉狩りに沼田方面から
日光へ向かいました。途中の群馬県利根郡川場村の武尊(ほたか)
高原駅。といっても、今はホテルになっていて、昔の駅舎と線路を
少しだけ残して、D51をほんの百メートルほど動かして、宿泊客を
楽しませてくれています。
立派な機関車にちっちゃな客車が一両。しかもほんの数メートル
しか動かない。夫曰く、「戦車でリヤカーをひくようなもの」
力を出し切れず、ちょっと可哀想なD51です。
標高850m足らずのこの地は、コスモスが咲き乱れる、秋晴れ
のさわやかな、でもまだ紅葉はもう一息という気候でした。
ほたか高原駅を訪れたほんの2時間後、草紅葉を見ようと訪れた
標高1300メートルの小尾瀬と呼ばれる玉原湿原はなんと雪!
横殴りの風の冷たさに、湿原の入り口で早々に退散しました。
その後、宿のある丸沼高原への途中に立ち寄った標高1000
メートルほどの白根温泉は、何とも見事な紅葉の真っ盛り。
あまりの赤さにハレーションを起こしています。
三種類の気候を標高の違いによって時間差で体感した一日でした。