だんごどっこいしょ (子どもがはじめてであう民話 1) | |
長谷川 知子 | |
ポプラ社 |
ざぼんじいさんのかきのき (のびのび・えほん) | |
織茂 恭子 | |
岩崎書店 |
GRETA THE GREEN COW | |
Roger Smith | |
新世研 |
月曜日の午後は近くの小学校に絵本の読み聞かせに行きます。
今日は上の三冊。定番の民話「だんごどっこいしょ」と最近のほ
のぼの絵本「ざぼんじいさんのかきのき」という日本物2冊と、イ
ギリスのちょっと風変りでコミカルな「みどりのめうしグレタ」
それぞれ地方色が豊かなお話です。
白黒の絵の「だんごどっこいしょ」は絵本としては長いお話ですが、
絵がとても愛らしく、子どもたちも、最後のオチまでしっかり聴いて
くれました。
「ざぼんじいさんのかきのき」は他の人に柿を分けてやるのが嫌で
独り占めにしたいばかりに、結局柿の木を切って元も子もなくして
しまう、なにやら「ガチョウと黄金の卵」風のお話です。これまた、
おじさんのバカバカしいケチンボぶりに、子どもたちは魅了された
ようです。
最後の「みどりのめうしグレタ」はイギリスの緑の牧場の緑色の
めうしお話です。グレタは緑色のミルクを出して、仲間外れにさ
れていたのですが、一冬雪に埋もれているうちに、真っ白な体
になり、真っ白なミルクを出すようになりました。他の牛たちは
妬ましくて緑色になり、緑色のミルクを出すようになりました。
このオチは、英語でグリーンが妬みの色だというところから来
ています。子どもたちにはそれはあまり理解できていないよう
ですが、緑と白の絵のコントラストの面白さで、十分に楽しんだ
ようでした。