キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

戦場ヶ原の秋

2012-11-09 10:52:42 | 季節
         

        奥日光の戦場ヶ原、湿地の生態系を守るためのラムサール条約にも指定さ

        れている湿原です。昔、修学旅行で来たことがあるのですが、その名前から、

        なんとなく戦国時代あたりに戦があったところかな、なんて思っていました。

        違うんですね。名前の由来は神代の昔、二荒山つまり男体山の神様(大蛇)

        と赤城山の神様(大百足)が争いあったところから来ているのだそうです。

        どうやら大蛇が勝ったようです。そう思ってみると、何やらジュラシック・

        パーク的雰囲気も。

         

        今回の旅行は沼田から日本ロマンチック街道を通り、金精道路を抜けて、

        奥日光の方から下りて行くルートを取りました。これは湯ノ湖。風光明媚

        とはこういう所を言うのでしょう。観光地の喧騒や余計な看板などもなく、

        それでいて寂れてもいない。ずっと昔からこの様かと思うとそうではなく、

        湖の底に泥が溜まって湿原化しそうになったのを、浚渫工事で食い止め、

        危機を乗り越えたのだそうです。美しさの裏には苦労があったのですね。

         

         湯ノ湖から流れ落ちる湯滝。なかなかの風格です。この滝が湯川

         となり、戦場ヶ原を通り抜けて、中禅寺湖へと流れ込んでいます。

         

         ちょうどもみじの見頃の中禅寺湖。快晴の空に、木々の紅葉と湖の

         深い藍色が明るく映える美しい午後でした。

         

           朝は白根山上の雪の二荒山神社を、午後は秋晴れの下、

           錦繍の日光二荒山神社を訪れました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする