青梅の御岳山に行こうと、なっちゃんを連れて出発したのですが、ケーブル
カーに乗るため駐車場に入ろうとすると、長蛇の列。何時間かかるかわから
ないので諦め、玉堂美術館のあたりの多摩川べりを散策することにしました。
とても良かった!なんと美しい季節でしょう!「赤や黄色の色様々に、
水の上にも織る錦」、童謡「紅葉」の歌詞そのままの風景でした。
多摩川上流のこの辺りは、狭いけれど変化に富んだ急流になっていて、カヌ
ーやラフティング、果ては河原の巨岩でロッククライミングと、大賑わいです。
川の向かいから見た玉堂美術館。大きな銀杏の木が黄金色に光っていました。
玉堂美術館はその名の通り日本画家、川合玉堂の作品を集めた美術館
です。70歳過ぎにこの地に疎開してから亡くなるまですんだ縁で、ここに
美術館が建てられたようです。こじんまりとして、作品数も多くないのです
が、彼の作品のように純和風で、とても美しい趣きのある美術館です。
竜安寺の石庭とも見紛う美しいお庭があります。
白い石、緑の苔、黒い岩、白と灰色の土塀、黄色いイチョウ。
門の前で待っていたなっちゃんまで、この場所では何やら高貴な犬に見えます。