5月4日、朝の上野駅公園前出口は大混乱、立錐の余地もないほどの人出でした。
そのうち相当数の家族連れは、上野動物園の方へ向かったようですが、ここには
大きな美術館、博物館がいくつもありますからね。皆さん思い思い方向へと急いで
いました。私たちは恐竜博士の6歳の孫娘の希望で、国立科学博物館へ。私なら
上野と言えば美術館、科学博物館は普段なら一番足が向かない施設なのですが。
大英自然史博物館展の開催中で、ここもたいそうな賑わいでした。まずは
機関車D51に出迎えられ、中に入ると、まあなんとも盛沢山な展示でした。
日本館と、地球館に分かれ、先史時代からの生物、事物、宇宙、科学、そ
の他もろもろ、美術作品以外のすべてが結集していました。
中でも、恐竜の骨の模型(相当部分は実際に出土した骨らしい)や実在する
動物の骨模型が、これでもかというくらいぎっしり並んでいました。今夜は恐
竜の骨に追いかけられる夢を見るんじゃないかと思う迫力です。もちろん孫
娘は大興奮。入り口で貸してくれるタブレットの解説を聞きながら回ります。
大人向けの解説なので、小学一年生にはちょっと難しいのですが。
実物大の動物や魚や木の模型もあります。ヒトや動物がどのように進化して
来たか、系統立てて展示されていてとても面白いのですが、あまりに大量で
途中から頭がくらくらしてきます。結局朝10時から夕方4時までいて、十数室
ある展示室のうち4か所くらいを回っただけでへとへと、足が棒になりました。
体力が要ります。「卵からはじまる形づくり-発生生物学への誘い-」という難
しくも興味深い特別展が開催されていましたよ。京都大学が監修したようで、
女性解説者がめちゃくちゃ関西弁だったのが面白かった。そんなところにひっ
かからないで、中身に感心しろよって話ではありますが。
混雑の中、屋上でなんとか席を確保して、ダイナソー・ピザを食べました。
巨大なシロナガスクジラ像に見送られて、また大混雑の上野駅へ、帰路に
つきました。excitingかつexhaustingな一日でした。