キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

銀閣寺

2017-11-13 14:42:34 | 季節
                 

                 銀閣寺は正式名を東山慈照寺と言い、元々は足利義正の山荘。左京区東山

                 の鹿ケ谷の辺りにあります。後白河上皇が平清盛打倒の陰謀を企てた、あ

                 の鹿ケ谷です。もちろん後白河上皇の時代は、300年以上前で、この銀閣

                 寺など影も形もなかったころの話です。

                     

                 

                 訪れたのは絶好の時期でした。木々は色づいていますが、緑も残る、美し

                 い銀閣を見ることができました。平日でしたが、大勢の観光客、特に遠足

                 の小学生でごったがえしていました。ガイドさんが、声をからして説明して

                 いましたが、子どもたちは聞いているのかいないのか。

                 

                 銀閣と呼ばれているのは二層の観音殿で、全体が漆塗りだったとか。それ

                 が雨に濡れると銀色に光ったので、銀閣と呼ばれるようになったそうです。

                 

                 観音殿と横にある東求堂が昔のまま残る建物で国宝です。折しも本堂と

                 東求堂の特別拝観が行われていて、普段は見ることのできない襖絵が

                 拝観できました。与謝野蕪村と池大雅の襖絵、それに現代の画家奥田

                 元宋の鮮やかであでやかな襖絵。すばらしかった!

                 

                 

                 

                 本堂の縁側からは、竜安寺の石庭のように砂を美しく慣らした銀沙灘と

                 富士山をかたどったという向月台を眺めることができます。
                 

                 

                 赤い紅葉の散り敷く、苔むしたお庭を少し上ると観音殿を見晴らす高台が

                 あります。そこからの眺めが何とも美しい。

                 

                 

                 

                 これぞ、京都の秋という風景でした。
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