キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

HAPPY VALENTINE!

2011-02-14 09:24:48 | グルメ
          

       毎年バレンタインデーには、夫やコーラスの先生などにちょっとしたチョコを

       贈ります。チョコレートを女性から男性に贈るのは日本だけだとか。ほかの

       国ではお花や本なんかを双方から贈りあうとか。チョコレート・メーカーや

       デパート、スーパーの陰謀だなんて言われてもいますね。でも、知りあい

       や友人にちょこっとチョコをあげるのはなんだか楽しいものです。ましてや

       うちにはパティシエがいますから。娘の作ったチョコクッキーとメレンゲを

       少しずつみなさんに差し上げると、とても喜んでくれました。

                 

       夜、白ワインと一緒にチョコクッキーをいただきました。ほのかに苦く甘く、

       いい味でした。グラスはグラスリッチェンの模様入りです。ダイヤモンドの

       針でガラスに彫り付けるものですが、数年前右足の手術で入院していた

       とき、暇つぶしにベッドの上でカリカリと彫っていました。そのため、我が

       家のありとあらゆる透明なガラス器はグラスリッチェンの模様つきです。

                 

       その数年後、今度は左足の手術で入院したときには、ビーズのネックレス作り

       で退屈を紛らわせました。これはハート型のガラスビーズ二つを真ん中に置い

       たもの。バレンタインにぴったりでしょう。私はどうもガラス好きのようです。
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馬籠

2011-02-13 11:15:52 | 旅行


            

       「木曽路は全て山の中である、、、」で始まる島崎藤村の「夜明け前」の舞台に

       なった馬籠の夕景です。今年のお正月、30余年ぶりに訪れました。大雪の奈良

       吉野の実家を朝出て、夕刻についたところが、こちらは雪の気配がなく、拍子抜

       けでしたが、やはり寒い峠の宿場でした。

            

       泊まった宿「但馬屋」さん。この馬籠も次の宿妻籠もそうですが、全く江戸時代

       のままに復元されています。電線は地中に埋められ、自動販売機など影もあり

       ません。鉄道が通り、人の流れが変わって寂れていく地元をなんとか観光で立

       て直そうとがんばった人々の努力で、見事に藤村の時代の宿場が蘇っています。

       ちょっと整然とし過ぎて映画のセットのような気がしないでもありませんでしたが。

            

       実は以前にここを訪れたのは、万葉集研究でで有名な今は亡き犬養孝先生とご

       一緒の「藤村の旅」でした。まだ学生だった頃の話です。藤村縁のお寺で「夜明

       け前」の一場面を劇にして上演したのですが、なんと私は主人公青山半蔵の母

       親役で出演したのです!

            

       今回一緒に訪れた夫とまだ会ってもいない遠い昭和の話です。宿場の急坂を登

       りながら、デジャヴというのでしょうか、不思議な気分になりました。

            

       翌日は良い天気。欧米向けのガイドブックに出ているのでしょうか、外国人

       (アジア人以外)の観光客の姿が多く目につきました。昔の日本にタイムス

       リップしたような気分が味わえるからでしょうか。このあたりの中山道沿い

       のトレッキングが人気のようです。
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なっちゃん4

2011-02-12 15:28:34 | ペット
            

     なっちゃんと散歩に行くと、あちこちでミツマタの花が咲き始めています。あの

     和紙の原料になるミツマタです。ほんとに枝の先が三つに別れています。犬と

     と散歩に行くようになってから、木や草や花や風や、色々な発見があります。

            

     菜の花ももうすぐ咲きそう。なっちゃんがその菜の花を熱心に見つめている?

     ように見える、なんだかちょっとほのぼのする写真です。

            

     いつもはどんな犬にでも、特に同じ柴犬には敵意むき出しのなっちゃんなのに、

     このハンサムな白柴くんには、とても愛想よくしました。ビビビッと来たので

     しょうか。この数分後にはつれなく別れましたが。
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つらつら椿

2011-02-11 15:15:20 | 季節の花々

           

      巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を    万葉集巻1ー54

    万葉集の中でも好きな歌の一つです。「つらつら」を繰り返すことでリズムができて

    音楽的です。「多摩川にさらす手作りさらさらに、、、」なんていうのもそうですね。

    今の奈良県御所市の巨勢山にあった巨勢氏の氏寺巨勢寺の辺りの椿を歌った

    歌のようです。夫の実家の近くなので、今度帰ったときに訪ねてみようと思って

    います。デジカメで撮った色々な色の椿の写真があったので、載せてみました。

           

           花の少ない冬、山茶花や椿のくっきりした美しさが目にしみます。

           

           昔から「椿姫」や「利休椿」など文学にも音楽にも出てきますね。

           

          今だったら、資生堂のTSUBAKIかな。椿鬼奴なんていう人もいますね。
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なっちゃん3

2011-02-10 15:26:28 | ペット
            

      宇都宮をさ迷っていたなっちゃん、野良犬だった割にはきれいな犬です。

      体は茶色と白、三角の耳がぴんと立って、尾は柴犬らしい巻き尾です。

      女の子らしい柔らかい表情の犬で、外見はいかにも犬らしい犬ですが、

            

      性格は猫みたい。一日中暖かいところで丸まっています。しかも猫の

      ように手で顔を撫でる仕草をします。

            
     
      口角が上がっているので、時々笑っているように見えます。本人(本犬?)

      は何事にもいたって無関心、無感動なんですけどね。

            

      これだって、花を愛でているように見えますが、ただユリの花の前に

      いるだけです。

      いずれにしても、二年前までは、自分の愛犬を猫(?)っかわいがり

      している人を見ると、なんて暇人だろうと思っていたのですが、今で

      は私も見事に「ミイラとりがミイラになって」しまいました。
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なっちゃん2

2011-02-09 15:00:39 | ペット
         

    人間と同じで犬にも性格があることが、なっちゃんを飼い始めてよく分かります。

    彼女はほんとに気の小さい犬です。頭も良くなさそう、何も覚えませんから。

    もっとも、成犬になってから覚えさせるのはどんな犬でも大変なようですが。

    これはお得意の女の子座り。真剣に食べ物がほしい時はちゃんと座りますが、

    普段はたいていちょっと色っぽいこの座り方です。

          

    雨の日に散歩に連れ出そうと、レインコートを着せたら、かたまって動かなくなり

    ましたし。かわいい服を着た犬をよく見かけますが、彼女はとても嫌がります。

         

    これもハンカチで頬かむりをさせたら、ものすごく嫌だけど我慢している顔です。

         

    しかも保守的で、事なかれ主義のよう。動かなくていいんだったら、なるべく

    動きたくいないという犬です。良いとこなしですよね、でもこの拗ねたような

    目がなんともかわいい。

        
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なっちゃん1

2011-02-08 10:26:15 | ペット
         

       2年前、息子が結婚して家を出たのと入れ替わりに、我が家の一員

       になった”なっちゃん”です。年はその当時で多分3、4歳、多分柴犬。

       来た当時はほっそりした雌犬でした。今はというと、2キロも太って

       体重10キロ以上!もこもこしたおばさん犬になりました。

           

       多分というのは、素性がよくわからないからです。私以外は皆動物好

       きな家族が、以前から犬を飼いたがっていました。ワンワンセンター

       なんかを見て回っていたのですが、なかなか思うような犬に巡りあ

       えずにいたところ、ネットの動物愛護協会のもらって下さいサイトに、

       可愛い柴犬らしい犬の写真がありました。まあ会うだけ会ってみよう

       ということで、はるばる宇都宮まで出かけたところが、そのまま連れ

       て帰ることになってしまったのです。その3ヶ月前、街中をうろついて

       いるところを、犬好きの一家に拾われ飼われていたのですが、前から

       いる2匹の犬と折り合いが悪く、里親を探していたのだとか。なにしろ

       あまりにもおとなしい犬で、何の抵抗もなく我が家へやって来て、住

       みつきました。名前は夏にもらったのでなっちゃん、単純な名前です。

       近所になっちゃんという女の子がいて、呼ぶと両方が振り向きます。

            

       どれぐらいの間、のら犬でいたのかわかりませんが、猫にさえ負ける

       弱虫で、よく生き延びられたものです。何かの理由で捨てられて、直

       後に拾われたのかも。人間には良いけれど、犬となるとどんな犬にも

       敵愾心むき出しです。何かトラウマがあるのでしょうか。あまりにも

       寡黙で、来てから数ヶ月鳴き声を聞かなかったくらいです。ただし、

       芸はまったくできません。何度教えてもお座りさえできないんです。

       なっちゃんという名前だけはかろうじて覚えたようですが。まあ、

       噛み付いたり、逃げ出したりするよりいいですかね。これはいやいや

       帽子を着せられている写真ですが、かわいいでしょ。
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2011-02-06 14:34:51 | 季節の花々
            
       私のふるさとは奈良の吉野。花の吉野山の方じゃない、吉野杉の吉野です。

       深い深い緑の木々に囲まれた村です。家業も材木業で、弟が後を継ぎ、

       木材不況の中ぎりぎりがんばっています。彼は息子に木偏に杉の字”彬”

       という字を入れた名前をつけました。

       これからの季節、嫌われ者のスギ花粉に囲まれて育ちましたが、当時は

       花粉症の存在することさえ知りませんでした。

               

       そのためか、杉にはいろいろな思い入れがありますが、杉にも色々

       あるようです。日本の杉はJapanese Cedarと言います。檜はCypress。

       これはヒマラヤ杉でしょうか。杉と言いつつもマツ科のようですが。

       母の住む多摩プラーザの公園にある堂々とした大木です。

            

       数年前、”天使が堕ちるとき”という英国の女流作家トレイシー・シュ

       ヴァリエの小説を翻訳出版しました。”真珠の耳飾りの少女”の原作者

       として知られている作家の作品です。約1世紀前の英国、女性の自立が

       言われ始めた時代、その次代の狭間でもがき苦しみ非業の死を遂げる

       ヒロインと希望に満ちた未来へ踏み出すその娘を描いた、ある意味歴史

       小説です。様々な人の日記から成る構成で、舞台が墓地ということもあ

       り、一見陰気な感じの地味な小説ですが、当時のロンドンの様子や人々

       の生き様も知ることができ、興味深い読み物になっています。残念なが

       ら、あまり売れませんでしたが。

       その中にレバノン杉というのが出てきます。大仰で形式ばった墓地の

       うちで、この大きなレバノン杉だけが本物に見えると、ヒロインが考え

       る場面があります。この杉もヒマラヤスギと同じ仲間のようですが、今は

       絶滅危惧種だそう。縄文杉などと同じく、その古さびた静かなたたずまい

       が人々に畏敬の念を抱かせるのでしょうか。
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はじめまして

2011-02-05 15:56:37 | 日記


    初めてgooブログに投稿します。

    ”梅の小枝にうぐいすが、春が来たよと歌います

    ほっほっほけきょ、ほーほけきょ”

    このかわいい童謡にぴったりのテンプレートにしてみました。

    紅梅が真っ盛りです。淡いピンクの桜もいいけれど、濃い

    紅色の梅の花も凛としてきれいですね。
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