初夏の中央通り：京橋二丁目交差点から高島屋東京店前まで

 「京橋二丁目交差点」を通過してひたすら中央通りを北へ向かって歩き続けます。京橋のエリアは北側に日本橋、、南側に銀座という日本を代表する繁華街と金融街の中間点にある場所なので相対的に知名度が低い印象が強いのは否めません。また「京橋」という地名だけだと大阪市城東区の大阪城の北側にある「京橋」の方が全国的に有名な気がします。




とは言っても京橋の界隈はＪＲ東京駅八重洲口から歩いて約１０分も掛からない場所にあり、全国的に見ても、そして東京都心部の中だけで比較しても地価が高い部類の区画であることは事実です。実際に京橋を散策してみても全国的に有名な大企業のオフィスビルを多く見かけることができました。




三井住友海上テプコビル前の京橋二丁目交差点から北側を見渡してみてもオフィスビル街が整然と続いています。中央通りの歩道を歩いている人たちもスーツを着たビジネスマンが多かったです。




「セブンイレブン中央区京橋一丁目店」。ここで飲み物を購入して少し休憩することにしました。東京の都心部のさらに中心である千代田区や中央区、港区にはセブンイレブンが非常に多い気がします。やはり四谷に本社が置いてあることと関係があるのでしょうか？




ＪＲ有楽町駅前にあった東京都庁舎が西新宿の浄水場跡地に移転した１９９０年代から「東京駅周辺は（経済的に）地盤沈下し始めた」という論調がありましたが、２０００年代の中盤に金融や経済の規制が緩和されて東京駅周辺がアジアの金融センターとして生まれ変わり始めました。




このブログでも写真をアップし続けていますが、ここ１０年の間で東京駅や大手町駅周辺の高層ビルの増え具合はすさまじいものがあります。そして丸の内と大手町の再開発の次は日本橋、銀座、そしてここ京橋もこれから先は高層化の路線になっていくと思われます。繁華街である銀座「ですら」これから高層化していくのですからオフィス街である京橋の高層化は避けられないと思います。




ブリヂストン美術館がそばに建っている「日本橋３丁目交差点」に到着しました。ここから北側は中央区京橋１丁目から日本橋３丁目の区域に入っていきます。中央通りはこの交差点で「八重洲通り」とクロスしています。




ちなみにこの八重洲通りは旧京橋区と旧日本橋区の境界線でもありました。なのでこの先は「東京府の旧日本橋区」を散策していくことになります。旧日本橋区については次の記事で説明したいと思います。




交差点から皇居方面を眺めてみると東京駅八重洲口にあるグラントウキョウノースタワー、グランルーフを建設中のタワークレーン、ＪＲ東海道新幹線東京駅ホームが至近距離にあることがわかります。京橋界隈のオフィス街は東京駅八重洲口前に広がるオフィス街とほぼ一体化していると言えます。




中央区の日本橋３丁目の界隈を散策していきます。日本経済の中心地である日本橋もこれから高層化が進むことになります。２０１２年の６月現在は東急百貨店日本橋店の跡地だけが約１８０メートルの高層ビルが建っているだけですが、これから２００メートルクラスの高層ビルが数棟建設する計画が発表されています。




日本橋が向こう約１０年くらいの計画で高層ビルが建設され、そして銀座地区でも高層ビルが建設されます。日本橋と銀座の中間点である京橋でも当然再開発による高層化が進みます。そうなると日本橋～京橋～銀座、そして東京駅周辺の高層ビル群が一体となり、西新宿のビル群を上回るビル街となる日々が来るのかもしれません。




日本橋３丁目の中央通りの歩道はサルビアの赤い花が咲いていました。なぜか花壇の周囲にはハト達が集まっていてほほえましかったです。




ん！？　高島屋の建物が…。




一瞬高島屋東京店の建物が取り壊されてしまうのではないかと危惧したのですが、単なる改装工事みたいですね。２００４年（平成１６年）に耐震補強工事が行われたことは知っていましたが、まだ工事するべき個所があったのでしょうか？




撮影した時は外壁を工事用シートで覆うための足場を作っている最中でした。もう少し経ったら建物全体が完全に工事用シートに覆われているでしょう。ちなみに店舗の営業自体は行っているようです。




今回の散策は三井住友海上テプコビル前の京橋２丁目交差点から高島屋東京店前までです。