晴海三丁目地区で建設中の高層タワーマンション群「ドゥ・トゥール キャナル&スパ」の再開発工事現場の脇を通り抜けて、晴海アイランドトリトンスクエア前へ向かいます。
ツインタワーの東側、道路を挟んだ敷地内でもタワーマンションが建設されています。この建物もドゥ・トゥールの再開発工事の中に含まれているのでしょうか。
敷地南側に建っている「ウエスト棟」を見上げて撮影しました。今年の初めくらいはまだ更地状態だったのが、現在は約100メートル前後の高さまで成長しています。
広大な埋め立て地である晴海地区は、道路も道幅が非常に広く、歩道部分もゆったりと整備されています。また街路樹もしっかり植えられていて、いたる場所に公園や緑地帯があり、住みやすそうな場所ですね。
同じ場所から振り返って黎明大橋の全景を見上げて撮影しました。黎明大橋の両側は陸橋構造になっていて、車で渡るには一度晴海運河側(東側)へ行かなければいけません。
この環状第2号線が全通すれば、晴海地区から新橋・汐留地区、虎ノ門地区へ一気に通り抜けることが可能になります。
現在の建物の高さは約100メートルですが、完成時には約180メートルの高さになります。晴海地区内では最も高い高層タワーマンションが誕生することになります。
2010年代に建設されている高層タワーマンションのデザインを見ていると、建物の壁面の一部にオフィスビルでよく見かけるようなカーテンウォールを取り付ける物件が多くなってきた気がします。
1990年代や2000年代と比較すると、高層オフィスビルと高層タワーマンションの建物としてのデザインが徐々に似てきて、見分けがつかなくなる流れになってきているのだと思います。
敷地北側に建っている「イースト棟」を見上げて撮影しました。こちらも高さ約100メートルまで成長して来ています。
晴海地区や勝どき地区は道路部分が広く確保されていて広々としています。また、今まで建っていた倉庫群やアパート群をまとめて更地にすることが出来るので、広大な土地を確保して再開発することが可能です。
土地の確保が難しくなってきている内陸部と比べると、中央区の晴海地区や勝どき地区、江東区の豊洲エリアでは大規模な開発を容易に行うことが出来るのですね。
ドゥ・トゥールの再開発工事現場を北側から振り返って撮影しました。平日の午前中の時間帯なのですが、周囲は人通りもなく閑散としていました。
タワークレーンの稼働音だけが周囲に響き渡っている状態でした。
3年前の東日本大震災時は、湾岸部を始めとした低地に居住することに対して否定的な風潮が出てきましたが、現在はすっかり過去のことになっています。とは言っても、最近のタワーマンションでは制振・免震構造が当たり前になってきています。
道なりにしばらく歩くと、前方に「晴海アイランドトリトンスクエア」の高層ビル群が見えてきました。