★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

宝塚歌劇『Never Say Goodbye』

2006年05月09日 | 徒然なる日常
5月4日のお話なんですが、宝塚歌劇を見に行きましたvv 宝塚はもともと大好きなので、時々は足を運んでいるのですが、今回の公演は、特に見に行く予定にはしていなかったんです。でも、友達の知人が、チケットを購入したものの、都合が悪くなり行けなくなったから・・・ということで、そのチケットを譲っていただきまして(^^) それで、ラッキーなことに、早々にチケットが完売してしまったお芝居を、GWに見ることが出来た・・・という訳です♪

今回は、宙組のトップ・和央ようかさんと、娘役のトップ・花總まりさんの退団サヨナラ公演。
連休ともあって、満席状態、立ち見席もいっぱいいっぱいな状態でした。

演目は、『Never Say Goodbye』。
1936年のスペインを舞台にした悲恋物語のミュージカルです。

幕が開くと・・・舞台は現代のスペイン。
カタルーニャ地方の戦場跡で、アメリカからやってきたペギーという少女が、オリーブの木の下に埋められた祖父の遺品を掘り起こしにきます。
彼女が、自分の祖母と祖父の悲恋の物語を語り始め・・・・。

舞台は、一気に、1936年、爛熟したハリウッド・・・セレブの集まるクラブとなるのです。
いよいよ、物語の始まりです。

ハリウッドで知り合った写真家・ジョルジュと、女流作家・キャサリン。
この二人の出会い自体は、最悪なもので、最初は喧嘩ばかりしているのですが、やがて、互いに同じ価値観を持つ存在と分かり、惹かれ合うようになるのでした。
けれども、ジョルジュはナチに抵抗するスペイン民衆の写真を撮るためにスペインへと旅立ち、キャサリンは、共産主義体制を勉強するために、ソ連へと旅発ち、一度は別れ別れになってしまうのです。

しかし、すぐにスペインで二人は再会します。
その時のスペインは、ナチスが取り仕切るベルリンオリンピックに反対し「人民オリンピック」というオリンピックを自ら開催しようとしています。その開会式前夜ということで、民衆達が熱く盛り上がっていました。
けれども、軍事独裁主義を唱えるフランクの進撃により、人民オリンピックは中止。そして、スペインは、そのまま内戦状態へと突入してしまいます。

再会したばかりの恋人達も、その内戦に巻き込まれていくのです。

写真家であるジョルジュは、民衆の戦う姿を撮影するために、戦場となった市街地をカメラを持って走り回ります。そして、キャサリンは、スペインの様子を全世界へ伝えるためにと、放送作家としてラジオ局で働くようになります。
けれども、内戦状態は、どんどん泥沼化し・・・。
ファシズムvs民衆の闘いだったはずが、やがて、味方同士でも分裂が起こり、収拾のつかない内分裂戦へと発展していくのでした。

自らも兵士として戦争に行く決意をしたジョルジュは、自分の撮影したフィルムをキャサリンに託し、彼女だけでも安全なアメリカへ逃げるように告げます。
キャサリンだけは、アメリカに帰り、自分のフィルム写っている写真を写真集にして全世界へ、このスペインの状態を伝えてくれ・・・と。彼の遺言を聞き入れたキャサリンは、別れを惜しみながらも、アメリカへと帰っていきます。

ジョルジュとキャサリンの物語はここで終わり、また舞台は現代のスペイン・戦場跡の荒野となります。
そして、キャサリンの孫であるペギーが、自分の祖父と祖母・・・つまり、ジョルジュとキャサリンの恋の終わりを説明するのでした。

結局、内戦は人民軍の負けとなり、スペインは軍事独裁政治の時代に突入した・・・と。そして、ジョルジュは戦死。形見のカメラは、戦友によってオリーブの木の下に埋められた。キャサリンは、アメリカに帰って、彼のフィルムを現像し、写真集を出版したものの、軍事政権を批判する問題本としてスペインからは酷く反発され、彼女は、恋人が死んだ地であるスペインに、生涯、入国することは許されなかった・・・・と。

・・・・物凄く悲恋物でした(TT) 泣けます~、泣きました(TT)
ジョルジュとキャサリンが、オリーブの木の下で歌う、別れのシーンの時は、劇場中、泣いている人が多かったようです(;;)

物語の冒頭で、彼らの「孫」が登場していたので、最初、私は、
「ああ、この話は、最後は恋人達が結ばれるハッピーエンドなのねvv」
と思って気楽に見ていたのですが・・・。
物語の中盤で、主人公のジョルジュが、占い師に、
「貴方は、愛する人を思いながら、オリーブの香りに包まれて、眠ることとなる・・・」
と言われるシーンがあり・・・冒頭のオリーブの木の下の遺品のことが思い出されて・・・。
「もしかして、彼、死んじゃうの?? 悲恋物???」
と気が付きました(><)
とても哀しい物語でしたが、美しい物語でした。
あの、オリーブの木の下で別れて以来、生涯会えることのなかった恋人達ですが、二人の血を引く孫が、その遺品を掘り起こしに来たことで、なんだか、救われたような、やっと二人は再会できたんだ・・・というような気持ちになれましたね。

今回は、舞台設定が、内戦下のスペインの労働者層・・・ということで、衣装とかは、宝塚にしては、少々地味目だったような気がしました。
けれども、迫力のある群舞とコーラスで、衣装以上の華やかさをもち、見る人を圧倒してくれた感じです。

和央さんは、とても情感たっぷりに歌う歌い方が、素敵ですし、相手役の花總さんも、綺麗に高らかに歌っていらっしゃいました。
本当に素敵です。
『ファントム』の時も、「素敵だなぁ~」と思った、このお二人が退団されるのは、とても淋しいですが、今後のご活躍も期待しています。
そういえば、花總さんは、私がまだ学生の時から、娘役トップで出ていらしたんですよね~。あの頃から随分経ちますが、全然お変わりなく、本当にお美しい女性ですね~。憧れちゃいます(*><*)

素敵なお芝居が見れて、大満足でした(*^^*)


※     ※     ※     ※     ※

と、以上5月4日のお芝居鑑賞レポートでした。
これからは今日の徒然なる日記・・・って別にたいした話はないのですがA^^;;

行きつけのリフレクソロジーのお店から、お誕生日割引チケットが届いたので、早速、本日行ってきましたvv
今日は、いつも担当してくださるスタッフさんが、すべて他の方の担当をしていらっしゃったので、新人さんが担当してくれました。

私の行きつけのお店は、英国式のリフレクソロジーで、「痛い」のではなく、優しく「痛気持ちいい」程度のマッサージなのですが。
今日の新人さんは、ムッチャクチャ痛かったです~~~~(><)
とはいえ、これくらい、強く押して貰った方が、なんだかスッキリ感があって爽快でした(^o^)
にしても、あんなにガリガリに細い女性の、どこにそんな力があるのかしら?
尊敬です・笑。

足裏マッサージの前に、5分程度、フットバスに足を浸けるんですよ。
で、フットバスが終了すると、スタッフの人が、フットバスから足を支えてくれながら足を拭いてくれるのですが。
私、腹筋が強いのか、スタッフの人に足を持って貰わなくても、座椅子に寝た状態で、自分で足を上げたままの姿勢を保っていたんですよね^^;
そしたら、その初めての新しいスタッフさんに、
「凄いですね^^; 足上げたままで平気ですか? 腹筋強い方ですか??」
と笑われてしまったA^^;;・笑

う~ん、全体的に、私は筋肉無しの非力な方なのですが、腹筋だけは、学生時代から腹筋運動・足上げ腹筋を毎日続けているせいか・・・強いのかも知れないA^^;;


それから。
帰宅後、郵便受けを開けたら、オットから、サプライズでバースデーカードが届いていてビックリしました(^^)
昨日、会社の帰りに、京都中央郵便局に寄って投函してきてくれたみたいですね。
封筒を開けると、赤いハートがたくさんあしらわれたカードに、メッセージきが書かれ、そして、ちょっと面白い趣向も凝らしてありました。
私の出身地である山口県の風景の書かれた記念切手と、京都の風景が書かれた記念切手が貼られ、そこに「5月8日」の日付の入った、京都中央局の風景印(ご当地イラストの入った消印)が押されていました。

因みに、封筒に貼られていた切手は、広島の絵柄のふるさと切手と、岡山の絵柄のふるさと切手。
山口ー京都間で遠恋をしていた当時は、中間点である、広島や岡山で会うことが一番多かったので、そういう意図でこれらを貼ったんだろうなぁ~と思ったり。

学生時代からの、二人の歴史・・・というとオーバー過ぎですが、そういうのを思い出して、なんだか懐かしい感じがしました。

昨日は、オットは、こういうのを出した・・・なんて一言も言っていなかったので、ビックリ&嬉しかったですねvv
嬉しいけど、なんだか、恥ずかしくもあり(///)
今日は、どんな顔して出迎えようか・・・と思ったりしてますが。
でも、よく考えたら、どうせ、残業で日付が変わる頃に帰ってくるだろうし・・・その頃には照れも消えてます・笑。