★ベルの徒然なるままに★

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映画『映画 日本刀 ~刀剣の世界~』

2016年06月23日 | 映画鑑賞記
昨日は3本も映画を見て来ちゃいました(^m^)

という訳で。

今日は、昨日見た3本の内の1本。
『映画 日本刀~刀剣の世界~』の感想をば♪♪


■映画『映画 日本刀 ~刀剣の世界~』



とても良かったですよ!
私、こういう作品、好きです。

例えるなら、博物館等で上映されているミニムービーが、本格的になった感じ・・・かな?

名刀と称される刀剣と武将たちとの歴史の解説あり、刀鍛冶や刀研磨師の伝統の技に迫るドキュメンタリーあり。
60分という長さも、ちょうど良かったと思います。

「刀剣乱舞」効果による、昨今の刀剣ブームゆえに作られた映画なのかしら?

ナレーションも、「刀剣乱舞」でおじーちゃん・・・いやいや、三日月宗近のお声を担当している、声優・鳥海浩輔さん。
しかも、ゲーム内の三日月宗近を思わせるお声でのナレーション。

「刀剣乱舞」をプレイしている私としては、もう、おじーちゃんと刀のお勉強をしているような気分になりましたですよ(笑)

・・・と。
冗談はさておき。

本当に、色々なシーンに圧倒され続けた60分でした。

映画では、日本刀がどのようにして造られるのかというのも、ドキュメンタリーで紹介されるのですが・・・なんというか、一振の刀に、日本の歴史、魂が凄く込められているのですよね。

鍛刀しかり、刀研磨しかり。

遥かなる時代を超えて受け継がれる、鍛刀や刀研磨の匠の技ひとつひとつが圧巻で、緊張感を持って見ることが出来ました。


また、名刀と呼ばれる刀たちの数奇な運命、時の武将たちとの出逢い・・・という歴史的観点から見た解説も、興味深かったです。

本当に・・・。
今の世に名前の残っている武将たちが、まさに、その刀を手にしていたっていうのが、凄くロマンだと思うのです~。

艶やかに輝く刀身を見ていると、その中に魂が、いや、神様が宿っているのではないか?って真剣に思いました。

それは、その刀たちが、時代の中で様々な武将たちの戦や死に立ち合い、どんなに時間が流れようと、匠の技巧により、鍛錬され、研磨され、永遠に生き続けているからでしょうか?

怖いくらい独特なオーラを放っているのですよね。


時代の流れ、時の武将たちの命、刀鍛冶や刀研磨師の匠の技・・・それらの積み重ねにより、名刀たちの今の姿があるのだろうなぁと思うと、とにかく、ただただ圧倒されて。
とても厳粛な気持ちになるのです。

美としての刀、歴史を背負ってきた刀・・・ということのみならず、そこに込められた宇宙・・・日本人の精神世界も感じられました。そして、時代を超えて伝わる、その精神世界に触れ、映画鑑賞中、鑑賞後も、しゃんと背筋が伸びるような心地良さを感じる映画でした。

映画に登場していた名刀たちについて、もっと知りたくて、パンフレットも買って帰りましたです(*^^*)

そして、写真左は、クリアファイル。三条派。