蒸気機関車 C5519号機

撮影場所　福岡県北九州市　若松機関区

C55は製造台数が多くなくスマートな形のため人気があった。動輪がスポーク動輪のため愛好者もいた。
しかし、蒸気機関車廃止の終盤まで残っていたので撮影していた人も多い。
C5519号は宮崎機関区から人吉機関区を若松機関区に来ている。
デフレくター(除煙板)が標準形で北九州では唯一の機関車であった。
他の機関車は切り取り除煙板タイプであったと書いてある。

昭和４５年以降は来るたび機関車が廃車され片隅に置かれていた。
虚しさを感じる光景であった。
衰退する石炭産業と解体される蒸気機関車、時代が近代化していく時代でもあった。
山崎ハコの織江の唄をユーチューブで聞きながら衰退して行った時代をしのぶ。

写真を撮るにせよ仕事をするにせよ、消えて無くなるもの、これから新しくなるもの体系的に整理と予測できる能力が備わっていたら人生の成功者になれたであろう。
凡人には反省とため息がよく似合う。あの時こうすればよかったと。