懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 縁側のある民家

2014年09月15日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県旭町


縁側のある茅葺き民家、最近の民家は縁側のような無駄なスペースは作らない。
昔は縁側で裁縫をしたり豆やキノコを干したり、近所の人が来るとここで話し込んだ。
家にあがりこむ事なく世間話をする場所でもあった。
また、猫が昼寝をする場所でもある。
この家の障子は猫の出入り口を作っているが他の障子を破っている。
猫といえば縁側で昼寝のイメージである。
玄関も障子である。防犯セキュリティの大変低い家屋である。
昔の日本の民家はこの程度だった。障子を破ればすぐにツッカエ棒は外れる。
泥棒や強盗が少なかった時代である。
田舎に行くと鍵を夜も出かける時も掛けない家があった。
この家の玄関脇は牛小屋であろう、内厩になっている。
今は昼間はみんな働きに出ていて昼間縁側で話すことも裁縫をする事もなくなった。

ただただ懐かしい日本の風景である。
雪の多いところではこんなタイプの縁側はないと思う。