懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家  山形県川西町の民家

2016年11月09日 | 茅葺き民家
私が東北を訪れたのは21世紀に入ってから定年後になったらゆっくり回れると考えていたたが身体的な障害で一人では行けなくなった。定年後ゆっくりと回ればと思っても家が待ってくれなかったであろう。

日本の古い風景はここ5年、10年で失われている。
訪れるのなら早い方がよい。
紅葉や滝や山などは自然は保護の施策が浸透しているので今後も気候変動、自然災害などがない限り今後も維持されると思う。
一番厳しいのは集落や民家の維持であろう。
保護された地域ならば観光客も呼べるし税金も補填してくれるのである程度は維持される。

田舎の集落は過疎化、高齢化で集落の維持が難しい。
川西町玉庭はそんなに山間部ではないが最初に訪れた時に比べて民家が減った。
廃屋から撤去されるところが多くなった。
私は茅葺民家しか興味がなくそこだけしか撮らなかったが集落の存続にも目を向けて撮っておくべきだった。

写真の民家は現在見ても存在しないようにおもう。撤去されるとどこに家がどうあったのかもさがしにくいものだ。