懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,329 稲架のある風景

2016年11月20日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 広島県熊野町

竹のあるところは真竹を使い股を組み竹を渡し稲を干す。
何段にもするところもあるが一段のところが多い。

茅葺民家を背にしての稲架の風景も撮れる時に撮っておかないと消える運命にある。
茅葺が消えるか稲架が消えるか

記録に残すには考えているだけでは物にならない。
その時期に足繫く通い探す、途中で阿保らしくなり続かないものだ。
しかも一年を通して通うのもなかなかできない。

写真家の熊谷元一氏は長野県阿智村の暮らしを一年間一日も欠かさず撮った。
ある家の暮らしを一年撮らせてもらった。
この家のご主人は一か月で断念するとおもったら一年続ける根性に恐れ入ったといっている。

定年後、毎日鳥を撮っている人、テーマを決めて撮っている人はいると思う。

自分の一度の人生悔いの残らないよう病気の事や年金の事を気にせず死ぬまで続けたいものだ。この人の人生は阿保でないとできないといわれたいものだ。