懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

船模型、鉄道ジオラマ展に行く

2016年11月11日 | 日記
展示会場 岡山市 中国電力エネルギアプラザ

私が写真展をしたところで船の模型展と鉄道や民家のジオラマ展があったので見に行く。
今回製作した人、二名が写真好きで私の写真展にも毎回来てくれる。
ここは会場が広く無料で貸してくれるのがいい。岡山は田舎なので抽選も半分は当たる。

鉄道ジオラマにも興味があった。
船を作る人は大変根気がいる。製作するのに一年以上かかる。
図面が手に入ればよいが写真を撮影して復元するという。
私の知り合いに茅葺き民家を製作する人がいる。東北、長野に二度見に行った。
家の裏に工房を作り製作に励んでいる。
こんなことに凝るのは男が多い。オタク文化の一つか定年後の男の楽しみのひとつである。
ボトルシープの作り方の実演もしていた。

私の鉄道写真と鉄道ジオラマのコラボで展示会をしないかと投げかけられているが私はもう写真展はやりたくない。


















私の昭和鉄道遺産 その12

2016年11月11日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 福岡県田川市 後藤寺機関区

古臭い木製の機関庫である。石炭を燃やし火の粉が飛ぶのに可燃物の木製の機関庫はいまでは考えられない。今の建築法では不燃物、耐火物で造ると思う。

こんな煤で真っ黒になって黒煙防止の看板が面白い。
こんなのを撮ったところを見ると懐かしさ古めかしさを感じたのであろう。
機関区に入る事も許されずこんな昭和の遺物を撮っておいてよかった。

ここは三井炭鉱の本拠地、伊田駅の裏に炭坑節で歌われた煙突が残っている。
世界遺産にも登録されて訪れる人は増えているのであろうか

私は5年程前に世界記録遺産になった山本作兵衛さんの記録画展を田川市に見に行った。
小学校しか出ていないが炭鉱の作業を忠実に絵や文章に残している。
日本の国宝より先にユネスコが認めるだけの価値がある。
人間は学歴などで価値が決まるものでない。

筑豊地方へは40年ぶりの訪問だった。
廃坑になり町はもっと衰退しているかと思ったが家も新しなりそれなりにみんな暮らしている。日本の中で建設が盛んで生き生きしているのは都会だけである。
田舎は衰退の一途である。