私の住んでいる近くに三軒借家がある。
その真ん中に80代の女性が一人で住んでいる。
結婚していたのか家族はいるのか一切わからない。
その人がどんな人生を送ったのかも分からない。
近所の人も個人の家庭事情まで詮索しない。
家内は庭の掃除や新聞取に行ったときによく話をしているがそんな深い話はしない。
私は自分で外に出る事がないので三度ほどしか会話をしていない。
その家の小さな花壇に玉蜀黍(とうもろこし)の様な物を植えていた。
しかし、一向にトウモロコシがならない。
家内と不思議だなあと話題にしながらその成り行きを見守った。
背の丈はトウモロコシの大きさになった。トウモロコシならとっくに葉が枯れているのに10月末になっても葉は青々している。
そのうち先端から穂が出てきた。
こりゃあ黍じゃないか、黍を何にするのだろう黍餅にするのか黍箒にするのか家内との話題になった。
家内と車で出かけるときに丁度女性がいたので長年の疑問を聞いてみた。
これは何を植えているのか何に使うのかと聞いた。
植えているのは黍で鳩の餌にするそうだ。鳩を飼っているのかと聞いたら飼っているわけでも
ないが春に生まれたばかりのヒナが二羽巣から落ちていたので拾って帰った。
幼鳥の時は練り餌を与え次第に小鳥の餌を与えて成鳥にした。
自然界に二羽とも放して飛び去ったが。翌日一羽が電線に止まり家の玄関に歩いてきたそうだ。
玄関を開けたら家に入ってくた。毎日放すが必ず帰ってくる。
鳩は伝書バトのように帰巣の本能があり幼鳥からかわいがったので懐いたのであろう。
鳩との生活がこの女性の生き甲斐になっているのだろう。
黍は五穀豊穣の五穀のひとつでもある。米麦黍粟稗が五穀であろうか 七穀、十穀という言葉もある。トウモロコシ、豆、蕎麦なども穀物のひとつ
世界の三大穀物は麦、米、トウモロコシだそうだ。南米やアフリカはトウモロコシが主食の国も多いのだ。
黍の仲間に高黍がある。満州ではコーリャンと呼ばれていた。
その真ん中に80代の女性が一人で住んでいる。
結婚していたのか家族はいるのか一切わからない。
その人がどんな人生を送ったのかも分からない。
近所の人も個人の家庭事情まで詮索しない。
家内は庭の掃除や新聞取に行ったときによく話をしているがそんな深い話はしない。
私は自分で外に出る事がないので三度ほどしか会話をしていない。
その家の小さな花壇に玉蜀黍(とうもろこし)の様な物を植えていた。
しかし、一向にトウモロコシがならない。
家内と不思議だなあと話題にしながらその成り行きを見守った。
背の丈はトウモロコシの大きさになった。トウモロコシならとっくに葉が枯れているのに10月末になっても葉は青々している。
そのうち先端から穂が出てきた。
こりゃあ黍じゃないか、黍を何にするのだろう黍餅にするのか黍箒にするのか家内との話題になった。
家内と車で出かけるときに丁度女性がいたので長年の疑問を聞いてみた。
これは何を植えているのか何に使うのかと聞いた。
植えているのは黍で鳩の餌にするそうだ。鳩を飼っているのかと聞いたら飼っているわけでも
ないが春に生まれたばかりのヒナが二羽巣から落ちていたので拾って帰った。
幼鳥の時は練り餌を与え次第に小鳥の餌を与えて成鳥にした。
自然界に二羽とも放して飛び去ったが。翌日一羽が電線に止まり家の玄関に歩いてきたそうだ。
玄関を開けたら家に入ってくた。毎日放すが必ず帰ってくる。
鳩は伝書バトのように帰巣の本能があり幼鳥からかわいがったので懐いたのであろう。
鳩との生活がこの女性の生き甲斐になっているのだろう。
黍は五穀豊穣の五穀のひとつでもある。米麦黍粟稗が五穀であろうか 七穀、十穀という言葉もある。トウモロコシ、豆、蕎麦なども穀物のひとつ
世界の三大穀物は麦、米、トウモロコシだそうだ。南米やアフリカはトウモロコシが主食の国も多いのだ。
黍の仲間に高黍がある。満州ではコーリャンと呼ばれていた。