懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

2016年茅葺写真展 四季折々 その3 ススキ

2016年11月28日 | 2016茅葺写真展
ススキは薄、芒と書く、キツネの尻尾に似ているので尾花ともいう。
秋の七草のひとつでもある。そこでは尾花と呼ばれる。
ススキは別名、茅と呼ばれ茅葺民家の屋根材のひとつでもある、

茅材には他に荻(おぎ)葦、刈安、ちがや、くぐが使われる。

ススキは野原の太陽のよく当たる所に生える。どこにでも生え強靭なため農業をする人らは嫌われ物だ。
私の勤めていた会社に宇薄という人がいた。「うすずき」と呼んでいた。宇は屋根を意味するので屋根のススキか屋根の茅材の意味だったのかと思う。
倉敷出身の詩人に薄田泣菫(すすきだ きゅうきん)という著名人がいる。
茅の付く苗字の人もいる。東大の学長に茅さんという人がいた。茅部,萱場の苗字も
ある。東京証券取引所のあるとろは茅場町

ススキは日本の秋の風景である。茅葺民家と一緒に撮りたいものだ。
ススキも9月では穂が出揃っていないし白くなっていない。10月中旬から11月中旬がよい。晩秋になると穂から種が飛んで白くない。