梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

皇室と大嘗祭は宗教と言うより日本の歴史であり文化だ

2018-11-10 12:42:24 | 雑記
新天皇の即位に伴って大嘗祭を国として執り行うと言う事に関して「120人が訴えた」と言う記事を見たので少し調べてみたら真っ先に「日本基督教団」のHPが見つかった、
1. 天皇の退位および即位に際して行われる諸行事において、本来は皇室の私的宗教行事である大嘗祭まで国の公的な行事として行うことは、国民に対して天皇が特別な存在であるとのイメージを植え付け、天皇の神格化を推し進めるものとなります。

皇室の私的宗教執行行事と言うが「皇室の私的」と言うのはおかしいだろう、
皇室は日本の象徴であると言うのは法律的にも書かれている、第一皇室に「私的な権限」などある訳も無い、
第一今「天皇が神」だなんて考えている人間は世界中を探しても居る訳も無い、明治時代の強い日本を目指していると思われる日本会議や安倍政権でも「現人神」などと考えている訳も無いだろう、
恐らく「神輿のありがたみは大きいほど良い」程度の事で今上天皇が核廃絶や先の戦争に謝意を口にしただけで「天皇は政治的な発言をすべきではない」と公然と言わHPが見つかった

2、宗教行事である大嘗祭に国が関与することは、日本国憲法が保障する信教の自由および政教分離の原則に反するものです。
宗教行事だと言うなら文科省に登録されている事になるがそんなことは無い

3.どのような名目であれ大嘗祭に関わる経費に国費を支出することは、日本国憲法の政教分離の原則に反しています。

嘗祭の経費を国費で出する事は国の行事であり国際的にも認められている事は日本だけではなくヨーロッパの王国でも普通に行われている、

私たちは、神以外の何ものをも神としてはならないとの聖書の教えに生きるキリスト者として、天皇の代替わりに関する宗教的諸行事、とりわけ大嘗祭に国が関わることに強く抗議し、反対いたします。

宗教の自由をどう考えているんだろうね

個別に突っ込んでみたが事はそんな話では無い
日本は世界歴史的にも変わった政権構造になっている事は歴史家の間でも歴史政治学でも認めるいる事でその起源は兎も角も万世一系と言いう形を取って来ている、
無論途中で血が途絶えそうになり傍系が天皇家を次いでいる事や兄弟争いも有ったが基本的に「皇室以外が日本の国王になる事は出来ない」のである、
乙巳の変の時に曽我家が皇室にとって替わろうとしたと言われているがその後は天皇家をそのままにして政権を手中にすると言う形で今まで続いている、
立場は日本の持ち主と言うより天上から託された国を統べる事と神託を受け且つ敬い謝辞をすると言う言わば「神主」である、
国王にはなれない、国王にしないと言う文化は政権が変わっても国の形態はそのままであり
運営が変わると言う事で延々と続いている国家形態は大陸の政権交代の様に前政権の粛清と言う様な事は起きなかった、無論小規模ではあったが「これからは俺が王様だ」と言う事は起きなかった、
最後の明治維新で起きた事は「皇室中心の国家に回帰」だがやったのは天皇を現人神として祭り上げて「天皇の命令」で時の政府が事を起こし昭和天皇は最後まで反対をしたと言うが敗戦の責任は昭和天皇の名前でとらされている、
皇室の在り方は宗教ではなく「文化」であり宗教行事ではないだろう
皇室を「宗教」だと言うなら皇室典範も宮内庁も全て政教分離の法則に違反する事になる
今回の生前譲位は戦国乱世の火元になったと言う事で一世一代となっていたが既に日本で天皇家を担いで国を割るなんぞはあり得ない
それが出来るなら「絶対安定保守政権」も止められるんだがな
兎に角「大嘗祭が政教分離に反する」などと言うのは戯言でしかないと言わせてもらう