梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

自分の将来が見通せないのに子供に未来を与えることができるわけもない

2019-12-02 11:17:36 | 雑記
少子化問題で政府が男女共同育児法の様なものを考えているらしい、
男も育児に手を貸すのは当たり前でそのことに反論は全くない、
しかし子供を作らないのは本当にそんなことが原因なのだろうか
「安心して子育てのできる環境」はおそらく第一に経済環境だ
年収が300万程度で子供を育てることがどの程度大変か政治家と言う職業の連中には
おそらくわからないだろう、
それは女性代議士でも同じだろう、選挙に立候補するには保証金がいる、
選挙運動自体も相当の金がかかる、勤め人はその間会社を休むことになるがそんな理由で遊休が取れるわけもない、
退職して挑戦し落選したら当然復職はできないだろう
つまり政治家を目指せる人達はそれなりに潤沢な資金を持っている者たちだ、
年収300万でかつ将来にわたって保証がない人が一番多い中間層で更に低所得の人達も多い、
「夫婦が協力すれば子供を何人も生み育てられる」と言うのはどの程度いるのか、
学費無料化でも子供を育ててゆくには多くの時間と費用が掛かる、
一部の高所得層の子供に自分の子供が引け目を感じないようにとすればさらに金は掛かる
それどころか「昼食は給食なので休日は抜く」とか朝食が取れない子供たちが居てその為にあちこちで子供食堂と言うボランティアが増えている位だ、
その程度の生活基盤でも非正規ではいつ失うかわからない、その時子供がいたら一番の被害者は彼等だ、
いつも不安定で将来が見通せない、育児休暇など中小零細企業では望むべくもない、
企業が悪いというよりほとんどの中小零細企業はギリギリの労働力で経営をしている
100人規模の会社で一人が半年の休暇を取ったとしたらその仕事は残りの99人がと言うわけではない、同じ仕事を担当しているのはその10分の1位だろう、
それでもカバーする側は1割のカバーで済むが30人規模の企業だと仕事は3割増える、
ただでさえ過労死レベルでやっと給与と経費を確保している企業が零細企業のほとんどだ、
この構造を何とかするのが重要で先決だろう、
安心して子供を産み育てる環境の確保が出来なければ「こんな世の中に子供を産むことは親として無責任」だと思うのも当然だ、夢の無い将来をもって生まれる事は喜びの訳もない、
今の総理大臣は子供がいない、子供の将来を真剣に理解できるか難しいのかもしれないな