日本学術会議を否定するならそれ以上の学識が必要だ

静岡県の川勝知事が記者の質問に答えたという記事が出ていた、
日本学術会議の問題で菅総理が任命を拒否したことに関して
「日本学術会議と言うのは日本学界の最高機関でありそこが推薦したという事は中でも特に優れていると言う事だがそれを任命しないという事はその学者の能力を否定したことになる、
最高学界の推薦を否定するという事はそれ以上の学識がある必要があるがそうとは思えない、任命を拒否するだけの理由を説明するのは当然の事だ」
まさしくその通り純粋に“高度の学識がある学者”を学識で言えば門外漢の政治家が否定するという事は全く理に合わない事だ、
「俯瞰的見地において」には「全く答えになっていない、菅総理は秋田から上京し苦学をして大学を卒業したというが学歴の為の就学で知識の為の学業ではなかったと言わざるを得ない、彼の教育程度はそういう事だと思う」とも書かれていた
中曽根総理大臣は任期中に「学識者が推薦した方を形式的に任命するだけだ」と答えているが菅総理は「その時々の総理大臣の認識で変わる」と言っていたがそれでは政治的な責任はどうなのか、
菅総理が認識するからＮoだとい事はあくまで「現総理大臣の認識である」と言う事になるが独立機関である日本学術会議の人選を「私の認識」で変更させられては法律ではない
政治以前の問題である
安倍政権になってからずいぶん色んな法律が「解釈を変え」られたが法律はそんなに玉虫色のものなのか、
「こう書いてあってもこう解釈できる」で今までの解釈と１８０度違う方向にできるなら法律は何の意味がある、
それも法国家の基本である「憲法」を解釈を変えるとなれば法治国家であるとは言えないのではないか
単独過半数の安定政権の強みを生かすというのは民主主義の根本にある少数意見の尊重を全く無視した運営でしかも法律を読み替え強引に数で押し切る
日本語にはいくつもの表現がある、我田引水、横車を押す、そして「無理を通せば道理が引っ込む」
何度も言うが自民党支持有権者さんたちはこの政権を本当に支持しているのか？
本気でこの手法を支持しているなら同類項だ、
野党がどうにもならないが昔の自民党は自浄作用が働いて内部で調整をしてきたが今の自民党には全く見られない
せめて安倍―菅路線だけは終結し、この長期政権中に強引に強いた法はご破算に出来なくともせめて再度審議をして貰いたい、
そして安倍総理の個人的利益誘導と疑われている件も国民世論が納得できる説明が必要だ