梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

偏屈親父と拾った恋の話

2025-01-16 17:42:29 | 昭和の頃
やっぱりあんたも おんなじ男
  あたしはあたしで 生きてゆく
  今更なにを 言っているのさ
  気まぐれ夜風に 誠なんかあるものか
  捨てちゃえ 捨てちゃえ
   どうせひろった 恋だもの
コロンビアローズの流行歌、昭和31年だった
ふっとこの歌が頭に浮かんだ、
私にはあまり親父の思い出が無い、取敢えず最後まで一緒に暮らした家族なんだが何方かと言えば小学校の時に癌で無くなったお袋の方が色々思い出す
しかし、この歌に親父が「どうせ拾った恋だもの、とは何て言い方だ」と怒っていたことを思い出した
今考えると随分純な考え方をする男だったんだな、大体恋なんぞはこんなもんだろう
恋に落ちると言うような歌詞もあるが大抵はどこぞで拾った様なもんだろう
理屈っぽくって殆ど笑わなかった偏屈親父が「拾った恋とはなんだ!」と怒っている状況は今考えても妙に違和感がある
大体最初に好きになった相手が最愛の相手なんぞ有る訳もない
失恋した痛手をハスに構えての歌詞なんだろうが其れを本気で怒っている親父を考えるとなんとなく笑えて来る


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