「恋が生まれるまでは、美は看板として必要である」スタンダールの『恋愛論』の一節である
推理小説の大家松本清張氏のインタビュー記事でインタビュアーが「先生は何故推理小説を目指したのですか?」と聞いた時に氏は「私はご覧の様な面相(表現が違うかもしれないが意味として)だから絶対に女性にもてる事は無い、その為に何とか自分に興味を持って貰いたかったからだよ」と言った記事を読んだ記憶がある
記憶違いだったら大変失礼な話だが既に鬼籍に入っているのであの世から訴えられることもあるまい
政治家の顔を見ているとこの松本清張氏の記事を思い出す、
それは氏と違って権力と金に執着した顔と言うのはこういう顔になるんだなと思うのは私だけではないのではないか、
世襲でなる代議士もカバン・看板・地盤だけでなくそのDNAは間違いなく継承されている様だ、
外見はDNAそのものが直接影響しているのだろうがあの政治家然とした表情は政治家と言うより政治屋と言う生活から出来上がるのだろう、
そして「恋が生まれるまでの看板」は「美」ではなく富と権力と言う事となる
しかし、スタンダールは同時に、恋愛が深まるにつれて内面的な魅力や感情の結びつきがより重要になると論じています
此れも内面的な魅力になるのだろうか?
次章で彼は「結晶作用」の理論で、恋愛の過程で相手の美徳が理想化されることが説明されている。
政経官のエリート一家では恋愛感情などは下衆の気の迷いでしかないのかもしれない、
地位と名誉を目指すとしても貧にあえぐ底辺の若者も青春の夢を成人になる為、社会人となる為の通過儀礼として悩み苦しみ楽しんで貰いたいものだ、
その為にもだろう富の再配分は社会の継続と文化の昇華の為に早急に行わなければならないだろう
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