梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

死刑が殺人動機では

2022-08-22 10:09:48 | 雑記

15歳の少女が関係のない母娘を襲う事件が起きた、
動機は「人を殺して死刑になりたかった、誰でもよかった」と言う、
その後「母親を殺したかったので試しにやった」とも言っているらしい、
矛盾している話で「二人以上殺せば死刑になると思った」と言う事と「母親を殺したかったから試しに殺した」と言うのには連続した関連が無い、
遠く離れた都心で無関係の母娘を襲撃して逃げもしないで捕まると言うのは「母親を殺す為」と言う目的を果たそうと言う行動ではない、どっかおかしい、
「死刑になりたかったから殺した、誰でもよかった」と言う事件が最近頻発している
国際世界では死刑廃止が主流になっていると言う、
「殺人が人道的に許されない行為なら死刑も同じに人道的に許されない」と言う事が主たる理由だがこれは宗教的なものもあるだろう、
キリスト教は博愛の教義で「許す」と言う事が根本理念ある、
アメリカと日本には死刑がまだ存続している、
アメリカは死刑のほか終身刑と、終身ではないが物理的に終身刑の「禁錮300年」の様な刑もあるが日本では「終身刑」ではなく「無期懲役」が死刑に次ぐ刑罰である
死刑が存在するのは「死をもって償う」事が凶悪犯罪の抑止効果であると言う事が一番の理由だろう、
しかし、「死にたいが自殺する勇気が無いから死刑になりたい」と言う理由でなんの利害関係もない人間を殺す、
それも「一人では死刑にならないから二人以上を殺す、利害関係が無い理不尽な犯罪の方が死刑になる確率が高い」と言うのが動機なら「死刑が犯罪の抑止」になるところか逆に凶悪犯罪の動機付けになっている
それが最近になって報道されると模倣犯的に連続して発生している、
国際世界の言う「人道的見地」ではなく狂った我が国では「無差別殺人」を抑止するためにこそ「死刑廃止」をしなければならなくなったのではないだろうか、
「死にたい」と言う理由で人を殺すなら「徹底的に生き続けさせる」と言うのが彼らにとっての「極刑」になる
少なくともこう言う動機の事件は防げるのではないのだろうか
その為には特別立法でもいいから「死刑の停止」を成立させる必要が有るとは言えないだろうか、おそらく死刑以上に抑止効果はあると思う、
むろん、根本的に社会の在り方や子供に対する精神的な教育が一番重要ではあるのだが
日本会議の様な「家父長制度」が正しいと言う事ではあるまい
「美しい日本」は日本人の生き方の問題で国家権力が方向付けをする教育ではなく心の教育が自然と備わるように社会の在り方を整えるのが肝心だ
生まれた環境でどう頑張っても生活が向上しないどころか、明らかに苦の生活しか見えてこない、そんな社会がこういう絶望的な犯罪に押し出しているのではないのか