敵基地攻撃能力のある兵器を保有すると国会に提出すると言う
恐らくまた強行採決で押し切るつもりなんだろう、
敵基地つまり他の国にミサイル等を発射する事が出来る兵器を使用すると言う事は「専守防衛」ではなくなると言う事だ、
安倍元総理すら「先制攻撃は国連憲章に反する」と言っているが敵基地攻撃は先制攻撃そのものだ
曰く「敵国が我が国に対して攻撃に着手した時点」が防衛として成立すると言う理論の様だが反対意見が「いつ我が国に対しての攻撃に着手した事を確定するのか、」と「仮にミサイル発射のスイッチを押したとしてもその時点で我国を標的にしているという事をどうやって確定するのか」と言う意見が有る
しかしその事には正面から回答は無い、当たり前である、回答できる訳もない、
仮に「間違いなく我が国に向けたミサイルが発射された時点」が確定できたとしてその時点でこちらから「敵基地攻撃」を開始したとしても既にそのミサイルは発射されているわけだから防衛と言う意味合いからは何の役にも立たない、
仮想敵国で最短の北朝鮮だとしても首都圏まで恐らく20分以上かかる、
迎撃が難しい弾道ミサイルなら更にかかる、
当然我が国のミサイルも同じような時間がかかるので結局は破壊しあうだけになる、
こうなったら防衛ではなく戦闘状態である、「戦争の放棄」とは全く矛盾する、
現在の自衛隊法さらに憲法では敵基地攻撃は認められていない、
従って仮想敵国としてもアメリカ軍基地が第一ターゲットだろう、
此方に届く兵器のない基地を攻撃するのは効率的ではない、
兵器は究極の浪費でありそれ自体が使用する者には経済効果は絶対に生み出さない
兵器が経済効果を生んでいるのは軍需産業だけであり長引けば国の経済に深刻な影響を与え、
消耗を支えるだけの経済力が無ければ時間の問題が勝敗を決する事になる、
ウクライナ戦争のロシアとウクライナを見ていれば一目瞭然でロシアの様に天然資源が豊富にあっても武器弾薬を売ってくれる国が無ければ兵器は枯渇する
北朝鮮が衰え始めたとしても世界最大の経済大国と戦争を始めたとすれば兵器の消耗は極力おさえ、効率的に使わざるを得ないとすれば「こちらに届く閉兵器を持たない軍事基地を攻撃」する愚行はしない、
しかし「敵基地まで届く兵器を整備してそちらを標的とする」と公言すれば当然こちらも標的になる、
敵基地攻撃能力の配備は「百害あって一利なし」である、
数兆円の軍備が何に利するかと言えばアメリカの軍需産業であり、勝手に橋頭保を買って出て盾になる事の恩恵は「アメリカ軍」になる、
少子化に廻す予算も、超高齢化で増える保障も、冷え切った消費経済の立て直しも莫大な予算が必要なのに何を考えているのか、自民政権にとって何がメリット何だろうか?
日本国としてはデメリットしか考えられない、