政府の少子化対策が議論されている
所得制限なしの児童手当、学費の公費負担、子供のいる家庭に補助金、
低所得家庭への補助金等々を謳っているがその財源が不足するから消費増税も視野に入れると言い出している、
防衛費を今後1.5倍に増税するのには消費税は使わないと言うが少子化対策や福祉予算をそちらに廻したので財源が不足するから消費増税をするというのは「防衛費の為の増税」に他ならない
物価はあがり、エネルギーもあがり、生活費のすべてに掛かっている消費税が上がると言う事は児童手当や貧困補助金と言う小手先の政策では解決しない、
貧困に補助金を出すのではなく「貧困家庭」を無くさなければ猛火にコップで水をかける様なものだ、
確かに「生まれた境遇で将来が決まる」のは絶対におかしい、
しかしその中の「教育と子育て」の部分にのみ手当をしても結果が出るのは今からその恩恵を受けられる乳幼児が現代の「上級人民達」の学歴と同じになるまでには22年が掛かる、
その恩恵によくさない現役世代はまったく救われない、希望のない生活を続けるしかない
世帯収入は平均値で530万程度だが実質比例配分すれば中央値は330万以下で更に平均年収の半分に満たない貧困世帯は世帯の1/4以上ある、
学費どころではなく三食に事欠いている家庭があり学校が無い日は昼が食べられない子供を支えているのは民間人の好意だ
子供を育てるのが大変だから子供を産まないと言うより今自分の置かれている状況がこれから全く改善されると言う希望は持てずに生きて行けるわけはない、
そんな世の中に子供を産む事は子供に対する虐待である、
古臭い言い方だが「明るい未来」を感じることが出来なければ少子化は絶対に止まらない
今を支えるのは最低限必要な措置である事は当たり前だが「普通に頑張れば普通に生活ができてより多くの努力をすればより多くの生活が出来る世の中」が自由経済を支えている、
社会主義、共産主義の弱点は「多くの努力も普通以下の努力」も同じ生活が出来ると言う事が向上心を産まず経済を停滞させると言う事にある、
生まれたポジションでどんなに努力しても生活が改善することが無いと思ったら社会主義の崩壊と同じ様に新資本主義も崩壊する、
殆どの資産を独占しても国として成り立つまい、
「全部の羊を食い尽くしたらライオンは餓死する」と言う事を考えた方が良い、「豚は太らせてから喰え」と言うが今の政府経済界は餌を与える事すらしない
奴隷も働けないほど飢えさせた後お前たちはどうするつもりだ