昨日の朝刊の一面に「4歳の娘を毒殺」と言う記事と「15歳の少年が父親を刺殺」と言う記事が並んでいた、殺伐として事件が頻発する、
昔は「尊属殺人重罰規定」と言う刑法が有ったが昭和48年に憲法に違反すると最高裁の判決が出て今は無い
刑事事件の多くは縁戚間が占めていると言うデータもあるらしいがこういう事件が頻発すると感覚的に「親子間での殺人」は赤の他人と比べてやはり人間としては重罪ではないだろうかと思ってしまう
しかし、罪の重さを言う前に根本的人格として当然備わっているべきものとして有ってほしいものだし、少し前までは当たり前のように備わっていたと思っていた
若しかしたら表にあまり出なかっただけで有ったのかもしれないが昨今のニュースを見ていると殺人事件の多くを占めているような気がするのは私だけなのだろうか
聖書でも「汝殺すなかれ」と言う様な文言が有った気がする、仏教でも仏陀は飢えた虎の為に自らを餌として身を投げたと言う経典もあった
人の根本的知恵には宗教が必要なのか?しかしイスリムの宗派間戦争や、領土拡大の為の十字軍の遠征や拡大主義を容認し戦争に我が子を送り出せと言うロシア正教などを見るとそうとも言えまい
今の政治家を見ていると我が国の教育制度も生まれた時に殆どが決まってしまう和製カーストを容認どころか推進している政経官は世の中の全部とは言わないがその根底はこんな世の中に絶望した社会が生み出した癌か感染症だと思いたくなる
「親ガチャ」と言う言葉が若者の間で流行っているらしい、
自分の意志で選べない生まれた家庭、両親が外れならこのカーストから逃れられないと言う諦めの表現だと言うが未だ何もできない幼児期を守るべき親が「煩い」とか「めんどくさい」とか言う理由だけで殺してしまう、これこそ究極の「外れ」のガチャと言う事だろう
少子化の問題は金を配ると言う事より「ジャパンカースト」親ガチャをどうやって解消するかが一番重要なのではないか