梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

政治は権力ではなく責任だ

2013-12-10 12:58:17 | 雑記
結局特定秘密保護法は自民公明の賛成多数で強行採決された、「特定秘密保護法」自体の問題点も当然多いのだが其れより更に問題なのは安倍内閣の手法だろう、
世論の8割は反対若しくは賛成出来ないと言う中で更には世界中からも「危険な手法で人権に悖る」と言うコメントが出されている中数を頼んでの強行採決だ、
このまま行けば恐らくどんな反対が有っても彼は同じ手法を取ってくる事は眼に見えている、本当に何がしたいのか、何が欲しいのか、親の名前を此れからどれだけ汚してゆくのか、草葉の陰でどう思っているのか、
安定与党と言う言い方をしているが要は「独裁政治」である、多数決と言うのはあくまで少数意見の尊重が条件で審議を繰り返しその中から賛成できないにしても「多くの意見がそうなら致し方ない」と言う形で採決する必要がある、
「国民が我々を選んだのだから我が党の方針は国民の総意だ」と言うのかも知れないが今回の件に関すれば其れは詭弁にもならない、ある記事にも出ていたが「特定秘密保護法」に関して言えば前回の選挙の時には全く出ていない法案だ、民主党が自爆して転がり込んだ政権だがあの時点で「特定秘密保護法」を提出すると言っていたならその言い分もある程度の意味は通るが政権の座に付いた後で突然出してきたものだ、
戦前の軍部主導政府が行った事と同じになるとは考えにくいが一つ間違えれば更に危険な方向に向かいかねない、この横車を押す手法を見れば国民の総意等は何処吹く風だろう、
国会を通過したとはいえ未だ1年ある、なんとしても此れは阻止をしたい、内閣不信任に追い込むには野党に連携して貰わなければならないが相変わらず野党は連携できないでいる、今必要なのは「安倍政権打倒」と言う事、その為には我々有権者として何をすればいいのか?今定数不均衡で1票の重さが違憲状態で有ると言う判決が全国で出ている、そして「前回の選挙は無効である」と言う判断も出ているのだ、三権分立が原則なら「無効」と出た判決に従って解散するべきではないか、「其れによって国政が遅滞する」と言うのなら其れこそ結構だ、「特定秘密保護法」などは遅滞無く進められれは堪らない、
自民公明に投票した有権者もこの法律に対する反対の比率で行けば大半が納得していない、
「そんな話なら話が違う、前言を撤回する」と声を上げて貰いたい、有権者が選んだ自民党はそんな党ではないと
与党内にも反対意見が有ると言う、全ての事を一旦棚に上げてこの法を廃案にするように野党は足並みをそろえてほしい、「小異を棄てて大同につく」と言う言葉がある、是非大人の対応を野党党首たちにお願いしたい、それこそ「今でしょ!」だ

自分にはどうする事も出来ない、

2013-12-04 08:50:44 | 雑記
先日大森から京浜東北線に乗った時車内に異臭がした、新しく出したジャケットだったので少し気になったがどうもそんな様子は無い、品川に着いた時ドアの近くに黄色いダウンジャケットを着た男性が立った、椅子のある所から移動して来たらしい、
異臭の元はこの男性だった様だ、頭は蓬髪で下半身は着古したボーダーパンツ、右足は踵を踏み潰した古い革靴だが左足は何か布をかぶせてその上からビニール袋をかぶせて足首の上で紐で縛っていた、
その左足が以上に太い、恐らく晴れ上がっているのだろう、太股から足首まで略同じ太さである、膝の裏側を中心に黒いシミが広がっていてビニール袋の上は明らかに化膿している、恐らく袋の中はもっと化膿しているのではないか、左の足元には引き摺る様に黒いバッグと袋を置いている、彼が近くに来た時異臭は更に酷くなった、
田町でいったん降りて2つ先のドアから乗り込んだがその臭いは其処まで漂って来た、新橋で次の車両に移動する。
秋葉原で下車して目的の両国に行く為に総武線の階段に向ったらやはり下車してきた彼にすれ違った、恐らく未だ30代後半だろう、何処へ向うのか左足を引き摺るようにしてホームの先端方向に向かって行った、一瞬の事だがその表情は気負うでもなく、卑屈でもなく、遠くを見るような眼で前を見ていた、
それから彼の姿が時々頭に浮かぶ、(もし自分が彼だったら、何が原因であんな風になってしまったんだろう)
生まれた時は恐らくそんなふうになるなどとは彼も両親も思いもしなかった筈だ、私の産まれもたいした事は無い、と言うより正しく赤貧洗うが如くと言う育ちだったが今何とか曲がりなりにも生活し子供も一人前になり孫にも恵まれている、
しかし、(若しかしたら自分もああなっていたかも知れない)と言う思いが抜けない
恐らくまともに住む所も有りそうも無く体も普通ではなく何処に居ても廻りから疎んじられて将来ところか明日すら考えられない、この後何処へ行くのか、何かあてでもあるのか、
親族は会っても恐らくあの様子では関係を絶たれているのだろう、(若し、自分が彼だったら)今普通の格好をして雨露を凌ぐ場所があって仕事があり少しでは有るが次を考える余裕もある、驕りかも知れないが彼の姿の悲しさがずっと何処かに引っ掛かっている
社会が悪いと言う様な話しではなく、どうしても救えない人は居るのかも知れない、それは経済的な問題かも知れないし心の問題かも知れない、彼に手を差し伸べる事が出来るとすればそれはイエスであり仏陀だろう、無論その行為に自分が酔いしれるのでは無いと言う条件付だが