梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

冷たい雨だが雪にはなりそうもないな

2013-12-19 15:53:40 | 雑記
昨夜から冷たい雨が降っている、雪になるかもしれないという予報が出ていたが都内は振りそうもない、
最近はあまり降らなくいなった、私が上京したころは毎年何度か積雪があったが何時の頃からかあまり積もる事もなくまったく降らない年もある様になった、これも温暖化というやつか、温室効果ガスの問題も叫ばれてかなり経つが地球の歴史的には寒冷化と温暖化が繰り返していて今は温暖化時期だという学者の話もあり、実際には短期変動では寒冷期に向かっているらしい、何しろ地球規模でいえば氷河期は2万年位のスパンだし短期的な変動も300年から500年位のスパンで平均気温は3度位変動するそうだから天体規模でいえばCO2の温室効果などはそんなに影響は大きくないんじゃないかなどと素人は考えている、石油資源でいえばそれ以前に枯渇の問題のほうが深刻なんではないだろうか、
雪の事、私は静岡の生まれだから上京するまで雪景色という奴を見た事がなかった、15年間住んでいて雪が降った事は全くなかった、昭和の20年代の話だから子供を連れて家族旅行等と言うものはほとんどの家庭ではする事はなく小学校まではバスが走っている掛川の街まで行った事がある程度、姉が働いて居た浜松ですら言った事がない、
小学校の修学旅行が名古屋だったのでそれが一番遠い街だった、
中学校になっても個人的に出かけたのは海水浴に遠州灘までいった程度なので今の子供達からすればまるで江戸時代の様な話だろうな、しかし私たちの親の世代では生まれてから死ぬまで掛川以遠に行った事のない女性やさらにその前の世代では「村から出た事が無い」女性だっていた、思えば本当に日本は狭くなったものだ、
当時は新幹線もないので東京まで準急で行っても5時間半、鈍行だと8時間もかかった、
村には未だバスが来ていない頃子供たちの遊びは取り入れの終えた田圃でチャンバラだったり凧揚げだったり、女の子はゴム跳びや石けり程度、しかしあの頃寒い冬の日に空から舞ってくる雪の様な風花は妙に覚えている、不思議な殊に記憶の中で風花が待っているのは決まって真っ青な空に白い雲の浮いている景色だった、大勢集まれば、とは言っても精々7~8人それも年齢は「小学生」と言う程度の人数だったがそれでも遊びにはなるのだがその人数も集まらない時は風が当たらなくて陽が当たる場所をさがして時間を潰していたのだがいったい何を話していたのか、
先日仕事の関係で故郷に行ってみたが曲がりくねっていた道路は少し広くなって小さな曲がり角は山を崩し田を埋めてかなり直線になっていた、生まれた家は跡形もなく遊んだ川も山も殆どもも影がない、廃屋も何軒かあり村は自分と同じように歳を取っていた、
もう此処に帰って来る事はあるまい、自分の中ではノスタルジアだがそこには現実の生活がある、私が懐かしんでいた村も私もすでに遠い昔になってしまった様だ