梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

蝉の声、蜩とツクツクボウシ

2022-08-14 17:07:49 | 昭和の頃
台風一過の好天かと思ったが雲が多い、
都内はそれほど影響がなかった様だが静岡はかなり被害があった様だ、
蝉が鳴き始めた、クマゼミとアブラゼミが交互に鳴いている、
箱根を境に東がアブラゼミで西はクマゼミだと言わていたが近年になって都内もクマゼミの鳴き声が聞こえるようになった、
自分は静岡の生まれだから蝉の声はクマゼミの「シャン、シャン」という鳴き声が蝉の声だった、
しかし上京した時蝉の声がミーン、ミンだという事には全く気にもかけていなかった、
東北生まれの友人と焼津の海岸で素潜りをした時、木陰に停めた車で昼寝をしよあなうとしたらその木にとまっていたクマゼミが一斉に鳴き始めた、
何百匹といるのだろう、シャンシャンと言う鳴き声はアブラゼミの比ではない、
そんな経験のない友人が「うるせえ!」と叫んだのも仕方ない、
漫画の話で関西の漫画では夏空を書いているときには「シャン、シャン、シャン」と描くが関東の漫画だと夏空に入道雲は同じだが擬音は「ミーン、ミン」だと確か鳥山明氏が書いてな、

そう言えば夏の終わりが近づくとカナカナと言う蜩の声が聞こえたものだが都内ではあまり聞かない、
同じ様にツクツク法師もあまり聞かない、こちらは早鳴きと言う地方と晩夏と言う地方があるらしいが自分にはやはり夏の終わりという印象が強い、
暑さが厳しい日が続くがお盆も過ぎればそろそろ夏も終わりに近づく、
子供の頃はカナカナやツクツクホウシが聞こえ始めると夏休みが終わる、
毎年「先に全部片づけてゆっくり遊ぶ予定」だった宿題がちらつき始める頃だ

本末転倒

2022-08-12 10:22:39 | 雑記
バス停近くに一年中咲いているカーネーションがある

となりに咲いているのはマツバギクか?こっちもいつも咲いている

立憲民主党が参院選惨敗の総括を行った
その中で幾つかの敗因を述べていたが第一に「提案型野党」の標榜を上げていた
曰く、「批判か提案か」と言う二者択一に自らを縛ることになり・・云々と上げている
政策の方向性が有権者に伝えられなかったのが今回の参院選敗因だと総括していた。
しかしこの言い方だと選挙が目的で政策はその手段と言う事になる、
有権者が求めているのは「我々の生活が安定し、豊かに安全に暮らせる社会」だ、
今の自民党の長期政権が多くの低所得者を産み、平和憲法から軍事国家に向かい、重要な政策決定の経緯経過を隠蔽してゆく事の傲慢さと将来への不安に辟易していると言う事だ、
そしてそれを阻止すると言う政策を望んでいる、
「我が党はこういう政策を国会で主張し、政権を担う事になれば必ずこういう政策を行います、だから我が党を国会に送ってください」と言うのが本来の選挙戦と言うものだ、目的は”政策“であって”選挙“はそのための手段である、
しかるに立憲民主党の総括は“選挙に勝つこと“が最終目的で”政策“はその手段でしかない、
こんな総括を堂々と発表するところにこの党のうさん臭さが出ている、
「当選したら何にもしやしない」と思われるのは「批判か提案か」などと政策論争以前の所を選挙戦略の失敗と言う「総括」様な事を疑問にも思わな無い立憲民主党と言う政党を有権者は見限ってしまうだろう

勿忘草

2022-08-10 15:36:31 | 雑記




別れても 別れても 心の奥に
いつまでも いつまでも
憶えておいて ほしいから
幸せ祈る 言葉にかえて
忘れな草を あなたに あなたに
「勿忘草を貴方に」は菅原洋一の歌で覚えているが色んな人が歌っている様だ、
勿忘草の伝説と言うのを読んで同僚だった船さんに話したら痛く感激していたことを思い出す、
“昔、騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、誤って川の流れに飲まれてしまう。ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、„Vergiss-mein-nicht!“(僕を忘れないで)という言葉を残して死んだ。残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、彼の最期の言葉を花の名にした。”
すごく太っちょの性格の良い先輩だったが自分が職場を替わって数十年して訪ねてみたら亡くなってしまっていた、
同じ同僚が「見る影もなく痩せこけてしまって」と言っていたがあの明るいおデブさんのキャラクターからどうしても想像が出来なかった
勿忘草の伝説の「僕を忘れないで」と言う言葉で思い出すことがある
孫が小学1年生の秋だったので私は54歳の後半と言う事になる
孫は空手を習っていて発表会があると言うので見学をすることにした
出番(組み手試合)を待つ間に下の孫(3歳だった筈)を体育館の壁に作られたジャングルジムみたいな木組みで遊ばせていた時の事である、
そこに小さな女の子が居て孫を遊ばせている自分に色々と話しかけて来た、
「お爺さんなの?見えない」とか「わたしは“ほのか”って言うんだよ」と言って暫く遊んでいたが孫の試合が始まると言うので下の孫を連れて会場に向かって行ったのだが左手を触る感覚が有る、振り向いたらさっきの娘が「ついてきちゃった」と笑っている、「誰もいないの?」と聞いたが何と答えたか覚えていない、娘が「誰その子?」と不審そうに見ていたが私にも誰かわかるはずもない
孫の試合をカメラに収めて帰ることになった、
ずっと一緒にいたほのかちゃんは帰り際に「ほのかのことを忘れないで」と真剣な顔で言われたのだった、
後にも先にもこんな事を言われたのはこれっきりだ、若い女の子にしても限度がある、若いんじゃなくて幼い6歳の女の子だ、
女房が「多分だけどお父さんがいないんじゃないのかな」と言っていたが54ではお父さんにしては年を取り過ぎている、
しかし、あの時抱き上げてあげたらよかったのか、それとも余計に罪なことになったのか
その事を仕事仲間と飲みながら「最近、ストライクゾーンをかなり広げてみたが全くそこに球が来ない、上は60代、下は6歳じゃあな」と言ったら「幾ら悪球うちでもそれは手を出したら犯罪だ」と言われたが別の意味ではその位の女の子が欲しかった事は確かだな
何しろ孫は全員男で一人くらいは「花よ、蝶よ」と可愛がってみたかった、もっとも反抗期は男の子の比ではない事は娘で十分知ってはいるが、
それを過ぎればやはり細やかに気にかけてくれるのは娘の方だ、息子なんぞはコロナのせいもあるが同じ都内に居るのにここ4年間で2度しか顔を見ていない

悲しき願い ニーナシモン

2022-08-07 13:22:34 | 昭和の頃
グリーンカーテンはゴーヤ




最初に「悲しき願い」を聞いたのは多分尾藤イサオだったと思う、
カバーだったので元の「アニマルズ」も買ってみた、たぶんそのアルバムに「朝日のあたる家」もあった、
「朝日のあたる家」はいろんな歌手が歌っているが「悲しき願い」のカバーはあまりないようだ、
ある時週刊誌の音楽評でニーナシモンの「悲しき願い」を絶賛していたので探して買ってみた、
聞いてみてかなりショックを受けた、
尾藤イサオはいわゆる「ロカビリー」といいうスタイルでアニマルズの方はどちらかと言えばフォークの様な味付けでまた違う感じではあったがニーナシモンの方は重苦しい様なハスキーな声でブルースというよりゴスペルの様な歌い方だった、まさしく「悲しき願い」である
調べたらそれも当然で「悲しき願い」のオリジナルはニーナシモンが1964年にレコーディングしたのが最初で翌年アニマルズがカバーしていた、
尾藤イサオもアニマルズも悪くはないが自分にはニーナシモンの重い歌い方があっている、
同じ頃か「ホテルカリフォルニア」と言う曲も流行ったがこちらはあまりカバーはなかった気がする、
20代以降半から30代まで車に乗せていたのはカセットオーディオだったがジャズから演歌まで何でもあった、
今ではマイカーは持たずレンタカーかシェアリングなのでカーオディオは使わない
替わりにデジタルウォークマンを使っているのだがインターフォンは違反になるので中々昔の様なドライブも出来ない
もっとも列車の中で聞いているといつか寝てしまう事の方が多いか、
疲れてるね、ほんと

原爆の日、原爆と原発

2022-08-06 17:01:28 | 雑記
あの広島の日もこんな夏空だった筈だ

ベイルート港爆発事故2020年8月4日18時頃(現地時間)に、レバノンの首都ベイルートにあるベイルート港で発生した
この爆発により都市の半分以上が被害を受け、218人が死亡、7,000人以上が負傷し、最大で30万人が家を破壊されて住む場所を失った。レバノン総合治安局長は、今回の主な爆発は、政府によって没収され過去6年間港に保管されていた約2750トンの硝酸アンモニウムと関連していると述べたwiki/ベイルート港爆発事故。
この爆発の出力については、各種の推定があるが、その多くが最良推定値を、0.5 - 1.1 kt(TNT換算)であるとしているその最大推定値、1.1 kt(TNT換算)は、1945年8月6日に広島市へ投下された原子爆弾(リトルボーイ)の出力が15 kt(不確かさは20 %)であるから、その約1/14程度と逆に言うとベイルートの港湾を一瞬にして破壊した2750tの14倍の爆弾を広島に落としたと言う事になる、
これはあくまで爆発規模だけの話で更に広範囲長期間に渡って及ぼした放射線汚染と言う被害はその比ではない、
今の核兵器はTNTに換算するとメガトンクラスである、ダイナマイトがメガトン=千トンの千倍がミサイル基地には積みあがっている、
それどころか保有核爆弾は数百メガトンになるだろう、全世界に保有されている核はその数十倍になるはずだ、
ミサイルで音速の加速でも爆発はしないように作られているとはいってもその基地周辺はうず高く積み上げられたTNTの上に生活していることとなるのだが軍は「国民の治安と安全の為」と説明する、
保有国の考える「核の均衡による安全」は互いに競って増加させ、際限の無い緊張と経済負担を平凡で平和な生活だけを望んでいる国民に強いる、
世界の非保有国だけでなくおそらく保有国の国民も望んでいない筈である、唯一事故ではない被爆国で有る日本はその兵器を一番身をもって経験し、その子孫は決して核兵器は容認しない、
政府が核拡散防止条約を批准しなくとも国民として条約に署名簿を作って提出したい位である、
核分裂は臨界量を超えると連鎖的に核反応を開始し一瞬でこのエネルギーを放出する、
そこで減速材という中性子の吸収材を入れてゆっくりとエネルギーを取り出しているのだがこれを例えれば積み上げた火薬の端に火をつけて少しづつ燃やしている訳である、
どう考えても危険極まりない作業だろう、
更に厄介なのは一気に燃える場合は一瞬で燃え尽きるので殆どは「灰」になるのだがゆっくりと燃すと灰ではなく「くすぶり続ける消し炭」が残る、
この消し炭は消す方法は今のところ無く、熱以外放射線を放出し続ける、
この「放射性廃棄物」の処理方法を確立しないで運営する事は「トイレのないマンション」と言われる由縁だ、
それ以前にダイナマイトを燃して煮炊きる様なことは御免蒙りたい