ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

最後の食事

2015-06-21 23:48:24 | 日記・エッセイ・コラム

2015年6月21日(日)

いつものように5時に目が覚めたが、右目の不快感は変わらなかった。

少し目を休ませようと、再び眠りにつき、次に起きた時は8時だった。

雨の休日はのんびりしていて好き。

ゆっくり朝食を取った。

テレビのワイドショーを見ていたが、男がスケベな生き物であるのはよくわかるが、自分の立場をしっかり考えないと、今と昔は全然違う。

昔なら許されていたおさわりも、今では「セクハラ」という怖い言葉が待っている。

ちょっとした押しあいも「暴力」になる。

 

午後からは、実家に行った。

父はいなくなったが、父の日だからお線香をあげに。

去年は、1週間遅れの父の日にプレゼントを持って実家に行った。

夕食を父と母と3人で食べた。

それが最後の一緒の食事になるとは思わなかった。

 

やはりテレビで言っていた。

お父さんが一番欲しい物、それは「手紙」だった。

そして「ありがとう」の言葉。

物じゃないんだよね。

あるお父さんが言っていた。

「一緒に住んでいるけど、娘は私の事すっかり忘れているよね(笑)」

そんなことはないけど、きっとそう感じるのだろう。

男は、言葉で伝えないとわかってくれない生き物だってこと、娘は知らない。

 

夕食は2匹で140円のイワシを梅生姜煮にした。

今日はおみそ汁もだしを昆布と削り節で取った。具は地のり。

切干大根ときゅうりの酢の物ときゅうりのぬか漬け。

ぬか漬けは朝入れたばかりだったので、浅漬けだった。

デザートは母からもらったオレンジ。

 

結局、目の不快感は治らず。

視力も落ちている感じがするが、大丈夫なのだろうか。

 

コメント

【本】 パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ

2015-06-21 22:42:38 | 本と雑誌

新横浜で新幹線待ちをしている間に見つけた本。

パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ
岩本麻奈
ディスカヴァー・トゥエンティワン

帯に書いてある言葉にひかれた。

「不倫って言葉、訳せないわ だって、そもそも存在しないから」

フランス人にとってもっとも重要なのは、仕事でも家族でもお金でもなく、ただただ愛。

と著者は語っている。

そのため、愛は純粋であり相手が既婚であろうと、無かろうと関係ない。

だから「不倫」などという言葉は存在しない。

 

この本を読んでパリに行きたくなった。

生涯恋愛現役って素敵。

50歳になる私が、スケスケの下着など付けていたら「ばばあが気持ち悪い」って言われる日本。

ところがこの本には、

「歳をとったらより鮮やか色のランジェリーを身につけるものよ」

「香水しかつけないで寝るのは、マリリンの専売特許じゃないわ。フランス女性ではごく当たり前のことよ」

「フランスでよくいわれるアンチエイジングの三つのキーって知っているかい? バランスの良い食事、適度な運動、そしてベッド。睡眠のベッドじゃないよ。アムール、セックスだよ」

すべて、フランス人の言葉。

最後の言葉は70歳の男性。

フランス人のおおらかでストレートな感情は心地よい。

 

著者が朝食を食べながら流れてきたらラジオ。

内容はアンチエイジングの話し。

「アンチエイジングの要はアムール、そしてセックス。

頻度は50歳以上のフランス人は平均月9回セックスしますが、アンチエイジングの事を考えると月12回セックスをするのが理想的。

相手のいない、機会がない人はマスターベーションを推奨します。

特に男性の方、老化だけでなく前立腺の健康にもいいことなのです」

セックスレスの多い日本では考えられないことだが、恋をしている女性が美しいのは間違いはない。

 

70歳でも80歳でもましてや90歳でも素敵な相手が出来れば再婚するという。

日本では、結婚はせずひとりでいることを望む人が多くなっている。

そんなのさみしいと思う。

ひとりの時間も楽しいけど、大好きな人と一緒にいる時間はとても楽しい。

「愛する人と過ごした数時間、数日、もしくは数年を経験しない人は、幸福とはいかなるものであるかを知らない」スタンダール

 

日本の女とは、著者が谷崎潤一郎の「恋愛及び色情」を紹介していた。

「彼等は暗い中で、かすかなる声を聞き、衣の香りを嗅ぎ、髪の毛に触れ、なまめかしい肌さわりを手探りで感じ、しかも夜が明ければ何処かへ消えてしまうところのそれらのものを、女だと思っていたのだろう」

何だか悲しい文章。でも、そこには私もいる。

 

帯の裏側に元シャネル社のスーパーモデルの言葉。

「セクシャルな人と一緒にいたいのは、ベッドの上限定。センシュアルな人とは、世界のどの場所でも、ずっと一緒にいたいと思える人」

 

「生涯恋愛現役でいたい」そう思わせる本。

半分あきらめていた「人を好きになる」を、もっと素直に前向きに考えてもいいと教えられた感じ。

R45の本です。大人の女性は読んでください。

コメント