長野駅善光寺口には「如是姫」の像がある。
善光寺縁起に出てくる方であり、長野に善光寺がなぜできたのかは、この「如是姫」が鍵を握っている。
如是姫の由来についてはこちらを参考に。
大富豪で強欲で信仰心のない如是姫の父親。
如是姫が病の床に伏し息も絶え絶えの時、お釈迦さまになんでもいたしますからとお願いをする。
西方浄土の阿弥陀さまにお祈りを捧げ、如是姫と多くの人を助ける。
父親はお釈迦さまの教えに従い金の阿弥陀如来像をはじめ勢至・観音の二菩薩(一光三尊)像をつくり信心に勉めた。
長者は数百年後に百済の聖明王に生れ代わり、一光三尊仏をわが国最初の仏像として経巻とともに奉献された。
そして、その仏像が善光寺のご本尊「一光三尊阿弥陀如来」である。
もともと如是姫像は明治41年に善光寺境内の護摩堂前に信者の寄進で作られた。
長野駅舎改築時に長野駅前に移設。
戦時中には金属類の供出の布令が出され、如是姫像も台座を残して供出された。
現在の如是姫像は、昭和23年に信者の募金により再建された。
始めて長野駅に来た時に「如是姫まつり」が開催されていた。
菩薩様なのか?とじっくりお顔を見たことを覚えている。
如是姫が病に倒れなければ、、一光三尊仏が出来ていなかったかもしれない。
善光寺にとっては重要な方が長野駅で皆さまをお出迎えをしています。