また あの日 が巡ってきます。
このところTVでは連日、その特集。
原発関連では、
「私たちニンゲンは、原子力で電気を造るなんて、まだそんな力量は無いんだ――」
という思いを新たにします。
また、津波の映像では、
あの日もそんな映像を見て、
「エッ、エッ、うそ~!! 」と心で叫んでいたのを
きのうのことのように想い出す。
「これ、映画ではない、CGなんかじゃない、現実のことなんだよね!?」って。
なんという自然の猛威・・・。
2日ほど前、
ハートネットで、『震災を詠む2013~鎮魂と希望と 三十一文字の記録~』
という番組が、という予告。
短歌が好きな私だけれど、この番組はちょっと観る気になれないナ…、って思ったり、
ちょっとフクザツな気持ちだったけれど、
結局、録画して観てみました。
涙なしには観れなかったけど、やっぱり良かった。
特に心に残った短歌は、この2首。
被災地で
すれ違いし老女(ひと)
大声で
皆 居ねぐなっだ
おらあ負けねど
中津川シゲ子
――そんな風に大声で言うことで、自分を自分で奮い立たせておられるような、
そんな力強さを感じます。
人生の
終点のごと
津波痕(あと)
始点と決めて
歩き出した日
今野 梢
これも、自分で「決めて」、つまり決意、決心した。
そうして歩き出すんですね。
『野の学舎』は、一日おきに拝見していて、その記事は、いま読ませてもらったところです。(右の「ブックマーク」でリンクしています)
「いいごとあっか」「何にもね」
…これ、哀しいですね。