NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

秋めいた日の間伐作業(10月28日)

2007年11月01日 | 間伐
昨日とは打って変わった晴天になりました。
朝は少し空気が冷たくなって風も穏やかだったので恵那の町は霧に包まれましたが、鍋山の間伐現場には雲一つ無い青空が広がっていました。
木々の間からは眼下に微かに雲海を目撃する事が出来ましたが、もう少し見通しが良くなれば景色をもっと楽しむ事が出来るはずです。

林道に咲いたマムシ草です。


ゆっくり準備して間伐作業を開始します。
選木したヒノキにチェンソーを当て追い口を作る際には、勢い良く吐き出される切り屑からヒノキの香りが立ち上ります。
ヒノキがゆっくりと倒れていくと周りに木漏れ日が差し込み、体から立ち上る水蒸気が白く輝くのが目に入りました。
エンジンを止め静かな林内に木漏れ日とヒノキの香りに包まれて佇む一時はなんとも気持ちのいい瞬間です。
午後からは少し小高くなって自然林越しに町を見下ろす場所に少し小さめのテーブルを組み立てました。
こうして作業現場が少しずつ快適な場所に変わっていきます。


心地よい疲れを感じながら下山する際には遠くの御嶽山山頂付近が白く輝いていました。
(写真中央)
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