NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

林の主の伐倒(11月23日)

2007年11月27日 | 間伐
東郷町の工場支障木伐倒作業3日目です。
今日はいよいよこの林の主であるコナラの高木を倒します。
林の主を切り倒さなくてはいけない事に心が痛みます。
コナラの根元には沢山のドングリが落ちていましたので、作業の前に出来るだけ拾う事にしました。
本日の作業用にチルホールも750kgを2台用意しました。
それでもかなり工場側に傾き枝も張っていますので、出来る限り枝を払う事にしました。
落とす枝は切り落とす瞬間にロープで山側に人力で引っ張ります。

(枝分かれしている当たりに人が登っています)
3本の枝を切り落としいよいよ伐倒です。
チルホール2台で工場とは反対側に引っ張りながら追い口を切って行きましたが、計画の所まで切り込んでもコナラはまったく動きません。
それからは更に少しずつ切り込みながらチルホールのレバーが曲がらんばかりの力をこめて引き続けました。
そしてとうとうコナラは周りの竹をなぎ倒しながら大きな地響きと共に倒れました。

(切り口径は約60cm、年輪は約40年でした)


伐倒作業が終わった頃には既に日が傾き始めていてあわてて残りの竹の処理を急ぎましたが完全に日が落ちて足元が見えない程暗くなっても作業は終わりませんでした。
後1日片付け作業が必要なようです。
コメント
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