NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

集材とテーブル作り開始(2月13日)

2010年02月15日 | 間伐
三郷町の里山整備現場で集材とテーブル作りを始めました。
このところ春めいては来ましたが、笠置下ろしの北風が今日も強く吹いています。
ここは丁度北側に開いた小さな谷の上流に当たるので、ベンチュリー効果で強い風にさらされるようです。
今回は、我々の活動に興味を持ってくれた方が一人参加しました。
この方は土岐市出身で、現在東京でサラリーマン生活をしている30代の独身男性です。
将来は田舎生活を目指し、様々な可能性を探っている最中との事です。
最近大都会のサラリーマン生活とは別の人生を送ってみようという、比較的若い方が増えているようです。
賃金を得るために雇用されるという生活形態だけではなく、自分の体力と才覚で生きていくという生活形態への選択肢が増える事を願います。
たとえ現金収入が少なくても、自由と健康と安らぎを得られる生き方見つけたいものですね。


夜勤があるために午前中に帰らなくてはならない仲間が一人居ましたので、見学の方の体験も兼ねて最初にヒノキの伐倒を行ないました。
道路が近くて倒す方向に制限があり、牽引道具を使っての正確な伐倒方法を改めて皆で確認しながら作業を進めました。
時々はこうして一つ一つの作業の意味を初心者に説明をしながら行なうのも、我々も基本の確認が出来、改めて安全作業の訓練になります。
こうして午前中は瞬く間に終わりました。

午後からは集材とテーブル作成を行ないました。
人力のみでの集材はとんでもなく重労働です。
機械化以前の長い林業の歴史の中で、先人はどの様に集材作業をこなしていたのでしょうか。
一度じっくり教わってみたいものです。
我々はといえば、トビを持つ握力が直ぐに限界に来てしまい、何度も疲れた二の腕を休めなくてはなりませんでした。


テーブル作りは、足の加工から始めました。
明日は今日集材した材を一山越えた飯地の製材所に運び込みます。




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