NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

雪が積もりました(12月20日)

2009年12月21日 | 間伐
恵那の街中では18日の夜から雪が降り始め、19日の朝には家の屋根が白く覆われ、街並みがモノトーンに様変わりしました。
20日は中野方鈴村さん山林での今年最後の間伐作業でした。
しかし20日も寒さは相変わらずで所々雪も残り、山の木々の樹冠にはしっかりと雪が残っていました。
中野方では更に雪が深い事は予想できましたが、参加者は私と榎君の二人だけでしたのでとりあえず予定通り現場に向いました。
途中の中野方川河口の静かな木曽川水面には、カモが航跡を描いて沢山泳いでいました。

しかし鈴村さん宅の坂道はアイスバーンで車は登れず、転びそうになりながら徒歩で到着しました。
周りの山は樹冠にも林床にもかなりの雪が積もっています。
これではやはり作業は中止せざるを得ません。
そこで鈴村さん宅に上がりこみ、最近の杣組の活動状況や来年の活動予定を話題にしばらく身体を温める事にしました。
身体も温まった所で中野方川を挟んだ対岸に広大な山林を持つ神尾さんに会いに行き、所有林の間伐の了解を得、ついでに耕作放棄された棚田の活用案も聞いてもらいました。
神尾さんは振興会会長ですので、間伐や棚田の活用の取り纏めには色々骨を折ってもらえる事になりました。

棚田から鈴村さんの山林が良く見えます。
囲った部分が今まで手がけてきた間伐現場です。

やっと一区切りがついて来年は新しい現場に活動を広げる事になりそうです。

午後からは三郷の拓志館近くの里山に向いました。
県道沿いの斜面に広がる里山ですが、植林したヒノキやスギを切って日当たりと見通しと風通しのいい林に戻す事になっています。
寒風が肌を刺し、伐倒の際には樹幹の雪が一面に降り注ぎましたが無心で作業をしていると時間が経つのも忘れます。

これで今年の「美濃の森造隊」としての活動は終了です。
来年はどんな活動が待っているのでしょうか。

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