「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

六ヶ所村へ行った

2006年10月09日 | STOP 六ヶ所
青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場をめぐるドキュメンタリー
六ヶ所村ラプソディー」を見て現地へ行ってみたいと思い、
今回「花とハーブの里」の球根植えイベントに参加した。

「花とハーブの里」は、核燃に頼らない街づくりをしようと、
チューリップ祭りや球根と花の販売などをしているところ。
その運営は、10年以上前から、核燃施設に反対する多くのボランティアの方によって支えられている。

今回は土日月の3連休を利用した援農イベントだったが、仕事でどうしても休みが取れず、金曜日に行って参加者受け入れ等の準備を手伝い、土曜日は核燃施設などを見学する予定だった。

が、季節はずれの大雨。
金曜日は、牛小舎管理人の方とお話しつつ、参加者を迎え入れる牛小舎を整理整頓。現地の人の核燃施設や反対運動に関わる人のさまざまな思いや経緯などを伺う。六ヶ所村ラプソディーを見て、
「水俣や二風谷ダムと同じように、金で土地を買って地方に厄介なものを押し付ける、一度国策としたら状況が変わってもなかなか後戻りしない、という状況が六ヶ所でも起こっている」と映画を見て思ったのは、どうやら私だけではないらしい。

翌日は、午後から10数人の参加者が到着、のはずが、大雨で野辺地までの列車が動かない。バタバタしながら手分けをして、野辺地、八戸へと送迎の車を出す。
私も、片道1時間以上ドライブして八戸へ。ものすごい大雨で、広大に広がるはずの台地や小川原湖も霞んでしか見えない。

結局、夜になっても電車は動かず、到着予定者がそろったのは、もう一度八戸へと往復した後の夜10時過ぎ。ようやく夕方買い出しに行ったビールを飲んで一息。ふう。。。

次の日は、仕事で朝7時の新幹線でに発つ必要があったため、
結局六ヶ所村に行きながら、核燃施設を見学することも、援農をすることもほとんどできなかった。

見れたところと言えば、六ヶ所村の温泉と、八戸に行く途中に見た広大な緑の大地くらい。だから写真も何も撮れていない。いそがしい時間を縫っていろいろと手配し六ヶ所村を訪れたのに、かなり不本意ではあった。

でも、「花とハーブの里」や反原発に関わる様々な人
(とても温かい気持ちにさせてくれる人が多かった)の一端が垣間見れて、
「もっとこのような動きに関心を持っていたい」、「また訪れたい」と思えたことが不幸中の幸いかな。合掌。