「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

綾部で農家民泊

2007年05月02日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
綾部の有名な農家民泊、「素のまんま」に泊まった次の日は、
里山体験により地域活性化を目指す「里山ねっと・あやべ」に
ご紹介いただいた、民泊「ひとみ」さんにお世話になる。

周りは人家も多いが、少し歩くと、森の中に山菜や筍をとりに行ったり、
田畑の中をのんびりと散歩できる風景が広がり、
なんとなく懐かしい田舎に来たようで、とてもリラックスできる。

ご主人と奥さんもとても温かい感じの人で、
いろいろと周りの畑の作物や庭の草木などを親切に案内してくれる。
もちろん、ご飯は山菜の天ぷら、煮物など、季節の旬を活かした
手料理がとてもいっぱい並び、お腹も心も大満足。
筍掘りや山菜つみも体験させていただき、里山の春を満喫した。

ご主人の、「民泊」なので、民宿とちがってサービス業ではなく、
あくまでも田舎を体験してもらい、ホッとしてもらう場所、
という言葉が印象的。

でも、体験してホッとするだけでなく、私の連れ合いが、
「なんでこちらの方々はこんなに親切で温かくしてくださるんだろう」
とつぶやくほど、心に温かいものを残していただいた気がします。

このように「していただいた」事に関して、
私達は(謝礼を払う以外に)何ができるんだろう、と思ってしまう。

感じたことや感謝の意を素直に表すこと、
感じたことをこうして人に伝えること、
これからも何かの折につながっていくこと、かな。

その後、日本三景、天橋立の絶景を見て、
特急と新幹線を乗り継いであっという間に横浜へ帰ってきた。

日本三景ほど名前は売れないが、
そこだけ時間の流れと人との距離とが違うような、
ここ2,3日体験した心温まるあの里山の風景も
「絶景」といえるシーンとして、私の心に残るんじゃないかな。