山梨・芦川村の続きです。
地菜の収穫、水洗いと漬物作りを体験したあとは、直売所のお姉さんの案内で、集落を歩きます。その昔は、若彦路と呼ばれる街道沿いの集落だったこともあり、神社、寺、関所、旅館の跡など、歩いて5分ほどのくねくねした道沿いに、こぢんまりと見どころが詰まっています。
ちょうどこの時期は、漬物にするために大根を薄切りにして寒風に干す時期のようで、洗濯用のハンガーに包帯を干すように吊るしています。これは山梨でも、標高が高いこのあたりならではのようで、県内の他のエリアから来た人も、珍しそうに写真に収めていました。この辺り独特の、石垣の段々畑をバックに白くひらひらと風に揺れているのは壮観です。
また、昔の馬頭観音像や、小さな囲いに覆われたお地蔵さん、かぶと造りと言われる茅葺の大きな屋根など、懐かしい感じの風景がそこかしこに残っています。
もちろん、打ち捨てられて草ぼうぼうに古民家もいくつかあり、過疎・高齢化を感じさせる風景もあるのですが。。。
泊った翌朝は、朝日に映える南アルプスも望むことができました。また、集落の中には、しだれ桜の古木もあったので、桜の時期にぜひ歩いてみたいと思いました。