今日は、ぶどうの生産者と共に、ぶどうづくり~ワインづくりまでを体験し、地元のぶどうやワインを好きになってもらおうという、「穂坂甲州ぶどう栽培クラブ」の活動の一環で、ワイン工場を見学。石和温泉駅近くの、マルスワインを訪れました。
ここ、マルスワインの本社は、鹿児島の焼酎メーカー。なので、普通の樽熟成のほかに、焼酎甕でもワインを熟成させているのが面白いと思いました。
工場見学の後は、試飲。とくに、穂坂地区のぶどうで作った、甲州の白と、カベルネ・ベリーAの赤をいただきました。ワインには詳しくありませんが、どちらもさっぱりと飲みやすく、それでいてしっかりと味がするところが、どんな料理にも合いそうでいいなと思いました。
また、ぶどう生産者の保坂さんが、いろんな興味深い話を聞かせてくれました。
・国産ワイン(=国内醸造)は、消費量全体の30%だが、国産原料使用は8%しかないこと。
・ワインの歩留まりは、約7割。2万本のワインを作るのに、27トンのぶどうが必要で、10アールあたり、1.5トンのぶどうが収穫できるから、2万本のワインのためには180アール必要。
・ワインの味は、ぶどうの出来に最も左右される。同じ甲州種でも、産地の土壌により味の濃淡等が異なる。
・海外のワインのように、最近はぶどうの産地名(穂坂、勝沼とか)をつける流れになってきた。
などなど。
やはり、ワインやぶどうの「作り手」の話を聞きながら飲むと、奥が深く面白いです。