穂坂甲州ぶどう栽培倶楽部の活動で、ぶどうの選定作業をしました。
まずは、昨年のマルスワイン工場でもいろいろと解説してくれた、ベテランの保坂さんの畑へ。甲州ブドウの栽培にかかる時間は、平均130-140時間らしいのですが、かなり広い面積をお一人で耕されているので、なるべく手間をかけないようにしているとのこと。そして、ここでは、一つの木大きく伸ばすのではなく、木を何本も植えて、その分一つの木はあまり大きくしないように剪定しているようです。
剪定の仕方を、丁寧に教えていただいたのですが、かなり難しかったです。分かったのは、枝と枝の混み具合や枝の太さだけではなく、芽の向き(幹の方を向いているか、外側をむいているか)とか、芽と芽の間隔、枝が出るのは幹の上方向か下方向か・・・、など、様々なことを考えて農家さんが一本一本剪定しているんだということ。「バランス良く」、「魚の骨のように」
と教わったので、そのつもりで自分なりに考えながらやってみましたが、いまいちこれで良かったのかどうかわからず、達成感よりも???をつのらせる結果となりました。。。
午後からは、短梢剪定をやっている別の畑へ。こちらは、一本の木の枝をまっすぐに誘引しており。剪定作業もやりやすいです。どの枝も、2つの芽を残して、3つ目の芽を切って行きます。これは単純作業ですが、その分、どんどんやれば「やり終えた」という充実感がありました。
とにかく、いろいろとぶどうの特性を踏まえて、様々な工夫を農家の方がされているんだということが分かりました。ここで剪定したブドウが、春から夏にかけてどう実をつけるのか、楽しみです。