今日は、韮崎で、穂坂甲州ぶどう栽培クラブの2回目。本坊酒造(マルスワイン)のぶどう畑のお手入れ。
このぶどう畑には、シャルドネ、カベルネソーヴィニヨン、シラー等、数種類のぶどうが植えられ、坂の下の畑にはぶどうの木が水を吸いすぎないようビニールシートが地面に敷かれている。ぶどうの上には、雨除けのビニールと、獣除けのネットも。同じ品種でも、収穫時期や畑の高低、ビニールシートの有無で3種類のワインをそれぞれ別の樽に仕込み、いちばんいいようにブレンドするという念の入れよう。ワインって、手間がかかるんだ・・・。
ちなみに、ワイナリーの畑は、このようにヨーロッパ式の垣根で栽培しているところが多いようだが、ぶどう棚方式との違いを聞いてみたところ、最初に棚を張るのはたいへんだが、木を密植したり、低いところの作業が多かったりと、垣根方式はなかなか栽培が大変らしい。
今日の作業は、収穫直前のメルロー(↑)について、しわしわの粒や傷んでいる粒をハサミで取り除いていく作業。強い日差しに照らされながら、コンテナに腰掛けて一つ一つぶどうをチェックしていくのは、地道な作業です。でも、時々味見させてもらうと、粒は小さくてもとても甘い。醸造用と言っても、粒が小さくて食べにくくはあるけど、十分美味しいんですね。
快晴のぶどう畑からは、南アルプスや八ヶ岳、みずがき山、そして南には昨日初冠雪(!)した富士山を望め、スズムシの声を聞きながら黙々とぶどうと向き合うのは、とても気持ちが良かったです。
最後は、ご指導いただいている横森さんの農園で、ピオーネ(左下)とピッタデビアンコ(右下)もいただきました!